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三菱自動車がフィリピン製ハイブリッドを2030年に輸出する目標

KEY POINTS

ニュースの要点
三菱自動車フィリピン(MMPC)の平方憲昭会長が、ラグナ州サンタロサ工場で2028年にハイブリッド車(HEV)の生産を始め、2030年に輸出を始めることを社内目標としていると述べました。生産開始は輸出の2年前という位置づけです。
この動きの意味
同社はハイブリッド生産に70億ペソを投じ、政府の電気自動車優遇策(EVIS)に参加します。車種は明かしていませんが、平方氏は「フィリピン人家族に理想的な車」と表現しました。現在サンタロサ工場で作っているのはミラージュ、ミラージュG4、L300です。
今後の注目点
車種がいつ公表されるか。2028年の生産開始と2030年の輸出開始が守られるか。輸出先の市場と台数。EVISの優遇が実際にどう適用されるか。国内の部品調達率がどこまで上がるか。

三菱自動車フィリピン(MMPC)が、フィリピンで作ったハイブリッド車を輸出する目標を示しました。

同社会長の平方憲昭氏によれば、時期は次のとおりです。

時期内容
2028年ラグナ州サンタロサ工場でハイブリッド車の生産開始
2030年輸出開始(社内目標)

生産の開始は、輸出を始める2年前という組み立てです。

車種は明かさない

何を作るのかについて、平方氏は明言を避けました。

SUVかクロスオーバーかと問われると「フィリピン人家族にとって理想的な車」と答え、多目的車(MPV)のエクスパンダーかと重ねて聞かれると、笑みを浮かべて「私は何も言っていない」と述べました。

エクスパンダーは2025年にフィリピンで最も売れた車で、販売台数は 2万8,081台。MPVとしては3年連続で首位です。

現在サンタロサ工場で生産しているのは、ミラージュ、ミラージュG4、L300の3車種です。

投資は70億ペソ、EVISに乗る

ハイブリッド生産への投資額は 70億ペソ(約174億円)です。

同社は政府の電気自動車優遇策(EVIS、Electric Vehicle Incentive Strategy)に参加します。これは国内でのEV生産に600億ペソの優遇枠を設け、1モデルあたり最大150億ペソを充てる制度です。

この投資が決まった当時、財務長官のFrederick Go氏は「我が国の自動車産業の将来を定義し直す画期的な投資だ」と述べていました。背景には、中東情勢による燃料価格の高騰があります。石油の輸入依存を下げ、都市部の排出を減らすという政府の狙いと重なります。

輸出は簡単ではない

平方氏自身、輸出の難しさを認めています。

「海外市場では消費者の行動も好みも異なる。難しい。だが我々には常に挑戦が必要だ」

フィリピンから車を出すという構想自体は、以前から語られてきました。4月の投資決定の時点で、三菱はラグナ工場からのハイブリッド輸出の可能性を検討していると報じられています。どの市場に、年に何台出すのかは、まだ示されていません。

なぜこれが重要か

フィリピンの自動車産業は、長らく組立と輸入販売が中心でした。輸出拠点としての位置づけは限られています。

トヨタのフィリピン生産は燃料高で6万台に減る見通しで、国内市場は縮んでいます。一方で電動車は7月に161%増え、新車販売の3割を占めるまでになりました。中国のXPENGが9月に参入し、年内に8拠点を開くなど、競争も激しくなっています。

国内市場が縮み、電動化で競争相手が増えるなかで、輸出に活路を求めるのは筋の通った判断です。ただし2030年という目標は4年先で、現時点では社内目標にとどまります。

換算は1ペソ=2.49円(2026年9月4日時点)で計算した目安である。

SOURCES / 出典

  1. PhilSTARメディア
    Mitsubishi charges ahead with plans to export hybridphilstar.com
  2. GMA Newsメディア
    Mitsubishi to manufacture PH's first locally made hybrid carsgmanetwork.com

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#三菱自動車#ハイブリッド#EVIS#ラグナ#輸出#自動車

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