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フィリピン政府、EV国内生産の優遇策に600億ペソ。1モデル最大150億ペソ

KEY POINTS

ニュースの要点
マルコス大統領が、国内の車両生産設備を電動車の生産に対応させるために何が足りないかの評価に入ったと述べた。数週間前に出た大統領令121号が定めた優遇制度「電気自動車インセンティブ戦略(EVIS)」に沿ったもので、財政支援の上限は600億ペソ(約1,560億円)である。
この動きの意味
制度の設計は絞り込みが強い。参加できるのは最大4社、1モデルあたりの優遇は150億ペソ(約390億円)まで、参加には50億ペソ(約130億円)以上の投資が要る。優遇は譲渡できない納税証明の形で、投資と生産の目標に連動する。まず狙うのは電動三輪車とジープニーである。
今後の注目点
4つの枠を誰が取るか。日系メーカーが手を挙げるか。最低投資額50億ペソが実際の応募をどこまで絞るか。三輪車とジープニーから乗用車へ広がるか。

マルコス大統領が、国内の自動車生産設備を電動車の生産に対応させるための評価に入ったことを明らかにした。カロオカン市の部品メーカー MD Juan Enterprises を視察した際に述べたもので、フィリピン語での発言である。

いまここに何があり、何が足りず、科学技術省と政府が何を支援すべきかを見ている。フィリピンで電気自動車を作れるようにするためだ。

大統領令121号の中身

背景にあるのは、数週間前に出た 大統領令121号 である。これが定めた 電気自動車インセンティブ戦略(EVIS) は、国内の電動車組立を広げるための成果連動型の優遇制度になる。

項目内容
財政支援の上限600億ペソ(約1,560億円)
参加できる事業者最大4社
1モデルあたりの優遇上限150億ペソ(約390億円)
最低投資額50億ペソ(約130億円)
優遇の形譲渡できない納税証明。投資額と生産量の目標に連動する

現金を配るのではなく、投資と生産を達成した分だけ納税額を相殺できる仕組みである。先に投資しなければ受け取れない設計 になっている。

まず狙うのは三輪車とジープニー

政府がいま評価しているのは、国内で作る 電動三輪車と電動ジープニー の要件である。大統領は「フィリピン製の電気自動車、三輪車、そしていずれはジープニーを見ることになると信じている」と述べた。

視察先の MD Juan Enterprises は1967年創業で、旧型ジープの補修部品を製造している。科学技術省の Renato U. Solidum Jr. 長官によれば、同社はすでに省の中小企業向け技術高度化プログラム(SETUP 4.0)の支援を受けており、199万ペソ(約517万円)の助成金で粉体塗装の設備を導入した。その結果 売上が15%伸び、米国の顧客5社を獲得 したという。

インダストリー4.0のプログラムを通じて、自動化の方法を見ている。継続的に進めたい。自動化と生産の目詰まりの解消を手伝う専門家もいる。(Solidum長官)

Solidum長官は、エネルギー費用の上昇が電動車への関心を高めているとも述べた。

当媒体は本日、7月の新車販売が2.5%減となる一方、電動車が161.8%増えて販売の29.5%を占めたことを伝えた。需要の側はすでに動いている。 制度は、その需要を輸入ではなく国内生産で受けようとするものである。


円換算は2026年8月21日時点のレート(1ドル=159円、1ペソ=2.6円)による目安です。

SOURCES / 出典

  1. BusinessWorldメディア
    Marcos eyes factory upgrades to support EV productionbworldonline.com
  2. PHILIPPINES STARTUPメディア
    7月の新車販売は2.5%減、電動車は161%増で全体の3割にphilippines-startup.biz

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#EV#EVIS#大統領令#製造業#優遇策

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