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国際協力銀行とフィリピン財務省が3年の協力覚書、日本からの直接投資の促進も対象に

KEY POINTS

ニュースの要点
国際協力銀行(JBIC)とフィリピン財務省は10月22日、協力覚書に署名しました。期間は3年で、サプライチェーンの強靭化、クリーンエネルギーへの移行、金融協力、日本からの直接投資の促進を対象とし、官民連携(PPP)案件を含むインフラ整備を支えます。
この動きの意味
日本の政策金融機関が、フィリピン政府の財布を握る省と案件づくりの段階から組む枠組みです。日本企業が現地のエネルギー・インフラ案件に入るとき、資金の出し手の候補が政府間の枠組みで用意されたことになります。
今後の注目点
JBICの総裁が「すでに検討を始めた」とした具体案件が何か。ルソン経済回廊やAZEC(アジア・ゼロエミッション共同体)の案件に、JBICの融資や保証が実際に付くか。

日本の国際協力銀行(JBIC)とフィリピンの財務省(DOF)が10月22日、戦略的な協力を新たにする覚書に署名しました。署名したのはFrederick Go財務長官と、JBICのAmakawa Kazuhiko総裁です。

Daily Tribuneによれば、JBICは1999年に設立された日本の政府系金融機関で、日本企業の海外での事業や国際的な開発を融資・保証・出資で支えています。フィリピン政府とはこれまでもインフラや環境の案件への融資、日本の資本市場で円建て債を出す「サムライ債」の発行支援で関係を持ってきました。

覚書の中身

項目内容
期間署名から3年
対象サプライチェーンの強靭化、クリーンエネルギーへの移行、金融協力、日本からフィリピンへの直接投資の促進
支える案件官民連携(PPP)案件を含む、各分野のインフラ整備

Go長官は「経済の競争力を保つには、安定した電力、効率的なインフラ、強いサプライチェーンが要る。企業のコストを抑え、投資を呼び込み、成長を続けるのに欠かせない」と述べました。

ルソン経済回廊とAZECにも言及

Go長官は、スービック・クラーク・バタンガスを結ぶルソン経済回廊を大きな機会として挙げました。モノの流れをよくして物流のコストを下げ、投資と雇用を生むという説明です。この回廊をめぐっては、財務省が10月に米KKRとも資金の出し方を協議しています。

覚書は、日本が主導するAZEC(アジア・ゼロエミッション共同体)の枠組みで脱炭素の案件を進め、クリーンエネルギーへの投資を呼び込む取り組みも支えます。AZECは10月8日にマニラで閣僚会合を開いたばかりです。

Amakawa総裁は、覚書をより深い協力への「第一歩」と位置づけたうえで、「双方のチームは、有望ないくつかの分野で具体的な機会の検討をすでに始めている」と述べました。

本記事は協力の枠組みを扱い、金額の記載がないため為替換算を行っていない。

SOURCES / 出典

  1. フィリピン財務省(DOF)政府・規制当局一次情報
    DOF, JBIC renew strategic cooperation to bring reliable energy and improve connectivitydof.gov.ph
  2. デイリー・トリビューン(Daily Tribune)メディア
    DOF, JBIC renew energy, infrastructure partnershiptribune.net.ph

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#JBIC#財務省#日本#インフラ#ルソン経済回廊#AZEC#PPP

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