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ACENがラウニオンの配電会社に10年供給、規制当局が仮認可

KEY POINTS

ニュースの要点
アヤラ系のACENが、ラウニオン州の配電会社La Union Electric Company(LUECO)との10年間の電力供給契約(PSA)について、エネルギー規制委員会(ERC)の認可を得ました。命令は9月23日付で、契約は9月26日に発効しています。
この動きの意味
電源はネグロス・オクシデンタルの太陽光2か所(48メガワット規模と32メガワット規模)と、バタンガスの269.96メガワットの石炭火力です。9月25日に期限が切れた緊急の供給契約を置き換えるもので、LUECOを卸電力市場の価格変動から切り離す狙いがあります。
今後の注目点
契約単価をめぐる媒体間の食い違いがERCの最終決定でどう確定するか。太陽光と石炭を組み合わせた供給が再生可能エネルギー調達基準(RPS)の達成にどう効くか。同様の長期契約が他の配電会社に広がるか。

アヤラ系のACEN Corp.が、ラウニオン州の配電会社La Union Electric Company(LUECO)へ10年間電気を供給する契約について、エネルギー規制委員会(ERC)の認可を得ました。命令は9月23日付、契約は 9月26日に発効しています。

置き換えの対象は、9月25日に期限が切れた緊急の供給契約でした。

契約単価は媒体で食い違う

単価については、報道が一致していません。

媒体示した単価
BusinessWorld1キロワット時あたり5.66ペソ(従来の緊急契約は6.0112ペソ)
PhilSTAR1キロワット時あたり5.9684ペソ(ACENの落札額)

どちらもERCの命令を根拠にしていますが、数字が異なります。PhilSTARは今回の認可を 仮認可 (provisional authority)と位置づけており、最終決定までの暫定措置だとしています。確定値は最終決定を待つ必要があります。

いずれの数字でも、従来の緊急契約より下がる点は共通しています。

電源の組み合わせ

ACENが供給に使うのは3つの設備です。

設備所在容量
Islasol Manapla 太陽光ネグロス・オクシデンタル48メガワットピーク
Islasol La Carlota 太陽光ネグロス・オクシデンタル32メガワットピーク
SLTEC 石炭火力バタンガス269.96メガワット

電気は、国家送電会社(NGCP)の既存設備であるバウアン変電所(69キロボルト)とポロ変電所(115キロボルト)を通じてLUECOへ届きます。

契約容量は初年度が46.23〜62.42メガワット、10年目が64.39〜97.38メガワットです。ERCは、LUECOに対し早期支払割引が生じた場合はその 5割以上を需要家に還元するよう求めました。

長期契約で何が変わるか

LUECOが供給するのは、ラウニオン州の21町1市と、パンガシナン州の1町です。

長期の供給契約を結ぶ意味は、価格の安定にあります。契約がなければ、配電会社は不足分を卸電力市場(WESM)で調達することになり、そのときどきの需給で価格が跳ねます。ビサヤとミンダナオでは8月の卸電力価格が20年で最高になりました。ERCはこの仮認可が、LUECOを卸電力市場の変動から守るものだとしています。

もう一つは再生可能エネルギー調達基準(RPS)への対応です。ただし今回の電源構成は太陽光80メガワット規模に対し石炭が269.96メガワットで、石炭のほうが大きい構成になっています。

ACENは土地が確保できず456メガワットの太陽光2件を返上したばかりですが、ラグナの日用品工場2か所に再エネ100%を小売供給するなど、既存設備を使った販売契約は積み増しています。同社の再エネ設備容量は、稼働中・建設中・契約済みを合わせて7.5ギガワット(持分ベース)です。

単価の円換算は付していない。媒体間で数字が確定していないためである。

SOURCES / 出典

  1. BusinessWorldメディア
    ACEN secures ERC approval for 10-year La Union power dealbworldonline.com
  2. PhilSTARメディア
    ACEN gets ERC nod for La Union power dealphilstar.com

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#ACEN#ERC#電力供給契約#ラウニオン#太陽光#電力

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