日本のR&I、汚職問題を「一時的」としてフィリピンの格付「A-」を維持
KEY POINTS
- ニュースの要点
- 日本の格付投資情報センター(R&I)が、フィリピンの発行体格付を投資適格の「A-」で据え置いた。見通しは「安定的」とした。
- この動きの意味
- 予算執行を巡る一連の汚職問題について、R&Iは「混乱は一時的」と判断した。2026年の成長鈍化を織り込んだうえで、2027年以降に5%程度へ戻るとみている。日本の投資家がフィリピン国債を見る際の基準の一つになる。
- 今後の注目点
- 予算執行が正常化するかどうか。他の格付会社(S&P・Moody's・Fitch)が同じ判断を示すか。2027年の成長率が実際に5%へ戻るか。
日本の格付投資情報センター(Rating and Investment Information, Inc.=R&I)が、フィリピンの発行体格付(その国や企業が借りたお金を返せるかの評価)を「A-」で据え置いた。投資適格の水準にあたり、見通しは「安定的」とした。
据え置きの理由として、R&Iは経済基盤の底堅さを挙げた。予算執行を巡る一連の汚職問題については「そこから生じる混乱は一時的なもの」との見方を示している。
成長率については、予算執行が正常化するのに伴い、2027年以降におよそ5%へ戻ると予想した。人口の増加、インフラ投資、海外からの直接投資が支えになるとしている。
産業面では、サービス業の強さに言及した。観光、IT-BPM(情報システムや事務処理の業務受託)、そして半導体製造を挙げている。
財政面では、財政収支のGDP比が改善しており、政府債務比率も中期的には低下すると見込む。経常収支の赤字と対外債務は管理可能な水準にあり、銀行部門も安定を保っているとした。
SOURCES / 出典
- Philippine Daily InquirerメディアJapan-based R&I affirms Philippines' A- ratingbusiness.inquirer.net
- Philippine Daily InquirerメディアR&I affirms investment grade rating for PHbusiness.inquirer.net
参考(本文の補足)
- The Philippine StarJapan's R&I maintains Philippines credit rating
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