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三菱自動車フィリピン、ハイブリッド投資が70億ペソを超える可能性に言及

KEY POINTS

ニュースの要点
三菱自動車フィリピン(MMPC)のRitsu Imaeda社長が、ラグナ州サンタロサ工場のハイブリッド車への投資が発表済みの70億ペソ(約174億円)を超えうると述べました。ガソリン車の国内生産を促す政府の優遇案RACEへの参加も排除していません。
この動きの意味
投資額が決まらない理由は、EV優遇策EVISの細則がまだ出ていないことにあります。メーカーが政府の制度の細部を待って投資を決める構図で、優遇策の設計と公表の遅れがそのまま工場投資の規模を左右しています。
今後の注目点
貿易産業長官が10月中の確定をめざすEVISの細則が出るか、出た後にMMPCが投資額を確定させるか。RACEが正式な制度になるかと、そこに三菱が手を挙げるか。

三菱自動車フィリピン(MMPC)のRitsu Imaeda社長兼CEOが、ハイブリッド車の生産への投資について、発表済みの 70億ペソ(約174億円)を超える可能性があると述べました。マカティ・ビジネス・クラブ(財界団体)の45周年の催しの場で、記者団に語ったものです。

生産するのはラグナ州サンタロサの工場で、いまはミラージュG4とL300を作っています。9月には同社の平方会長が、この工場で2028年にハイブリッド車の生産を始め、2030年に輸出する目標を示していました。

投資額が決まらないのはEVISの細則待ち

MMPCはこのハイブリッド車の生産を、政府のEV優遇策「EVIS」に登録する予定です。EVISは国内でのEV生産に最大600億ペソ(約1,490億円)の財政支援を用意する制度で、マルコス大統領が7月に大統領令を出しました。

ただ、細かい運用を定める施行規則がまだ出ていません。政府は9月中の公表をめざしていましたが間に合わず、貿易産業省のCristina Roque長官は10月中に確定させたいとしています。

Imaeda社長は「EVISの詳細はまだ発表されていない。それとあわせて投資を考える必要がある」と述べ、投資額は検討中だとしました。

ガソリン車の優遇策RACEも排除しない

政府はEVISとは別に、ガソリン車など従来型の車の国内生産を促す「RACE」という優遇策を提案しています。優遇の総額は90億ペソ(約224億円)で、参加する3社に30億ペソ(約75億円)ずつ配る設計です。

Imaeda社長は、いまはEVISに注力しているとしたうえで、RACEに参加する可能性も否定しませんでした。「この環境で、メーカーとして何にでも投資することはできない」とも述べています。フィリピンは、MMPCの生産拠点の候補となる複数の国の1つだといいます。

MMPCは以前、政府の自動車産業支援策「CARS」にも参加し、ミラージュを登録していました。

政権交代も見て計画を柔軟に

Imaeda社長は、今後4〜5年の投資計画は柔軟にしておく必要があると話しています。EVに重点を置くのか、従来型の車に置くのかは社内で議論が続いており、「プランAからFまである」と述べました。

理由に挙げたのは、次の政権がどの産業を後押しするかです。製造業や自動車産業を支えるのか、それともBPO(業務の外部委託)などのサービス業を支え続けるのかが分からないとしています。

足元の販売は伸び悩む

MMPCの2025年の販売台数は前年比2.6%減の8万6,808台で、市場シェアは18.72%と国内2位でした。Imaeda社長は2026年も前年並みの伸びを見込むとしつつ、物価高と失業を挙げて「フィリピン経済はやや下向き」「自動車産業そのものも縮んでいる」と述べ、年末の需要に期待をかけています。

換算の基準は1ペソ2.49円(2026年9月4日時点)です。

SOURCES / 出典

  1. フィリピン・スター(The Philippine Star)メディア
    Mitsubishi open to boosting HEV production, joining RACEphilstar.com
  2. ビジネスワールド(BusinessWorld)メディア
    Mitsubishi not ruling out RACE participationbworldonline.com

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#三菱自動車#MMPC#ハイブリッド車#EVIS#RACE#自動車産業#ラグナ

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