アヤラ系AC Logistics、ケソン市に自動冷蔵倉庫を着工、2028年2月稼働へ
KEY POINTS
- ニュースの要点
- アヤラ財閥系のAC Logisticsと子会社Glacier Megafridgeが、ケソン市バリンタワクで自動冷蔵倉庫・配送拠点「GRECO」を着工しました。パレット約2万5,000枚分を自動で出し入れし、2028年2月の稼働を目指します。
- この動きの意味
- 冷蔵倉庫を、首都圏の小売・外食の需要地のすぐそばに、人手に頼らない形で置く計画です。冷凍室の中でフォークリフトを使わずに済むため、作業の安全と在庫の正確さを上げることを狙っています。
- 今後の注目点
- 投資額や料金が示されるか。予定どおり2028年2月に動くか。ほかの財閥系物流会社が首都圏で同じような自動冷蔵倉庫に動くか。
アヤラ財閥系の物流会社AC Logisticsと、その子会社で冷蔵倉庫を運営するGlacier Megafridgeは、マニラ首都圏ケソン市のバリンタワクで、自動化した冷蔵倉庫・配送拠点「Green Rise Engineered Cold Chain Logistics(GRECO)」を着工しました。稼働は 2028年2月 の予定で、工事の進み具合と許認可しだいとしています。
AC Logisticsはアヤラ(Ayala Corporation)とデンマークのA.P. Moller Capitalの60対40の合弁会社で、Glacier Megafridgeの84%を持っています。投資額は明らかにしていません。
冷凍室からフォークリフトをなくす
GRECOはパレット(荷物を載せる台)約 2万5,000枚分 の保管場所を持ち、自動倉庫システムで荷物を出し入れします。マニラ・タイムズによると、棚の間を前後左右に動く台車(4方向シャトル)を使う方式です。
- 狭い場所に高密度で保管でき、在庫をリアルタイムで把握できる
- 冷凍室の中でフォークリフトを動かす必要がなくなり、作業の安全と在庫の正確さが上がる
- 冷媒には環境負荷の低い自然冷媒を使う予定。屋根置き太陽光や再生可能エネルギーの調達も段階的に進める
場所は首都圏の幹線道路EDSAと北ルソン高速道路(NLEX)が交わる地点です。首都圏の小売・外食・配送網に近く、中部・北部ルソンの生産地ともつながります。
同社は、食料の安全保障と供給の安定を念頭に、大消費地の近くに近代的な冷蔵倉庫を増やす計画だと説明しています。AC LogisticsのErry Hardianto社長兼CEOは「近代的なインフラへの投資で国内のコールドチェーン(冷蔵・冷凍のまま運ぶ物流網)を強くし、企業が製品をより効率よく運べるようにする」と述べました。
フィリピンでは10月、Phinma系の会社が冷蔵倉庫向けの断熱パネルの国産化に乗り出しています。冷蔵倉庫をつくる側と運ぶ側の両方で投資が続いています。
SOURCES / 出典
- BusinessWorldメディアAC Logistics to open automated cold storage facility in Quezon Citybworldonline.com
- マニラ・タイムズ(The Manila Times)メディアAC Logistics breaks ground on EDSA cold storage plantmanilatimes.net
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