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Meralcoの9月の電気料金が2か月連続で下がる、ただし発電費は上昇

KEY POINTS

ニュースの要点
Meralcoの9月の電気料金は1kWhあたり14.7424ペソで、8月の14.7833ペソから0.0409ペソ下がりました。月200kWhを使う家庭で約8ペソの減少にあたります。
この動きの意味
下げ幅は小さく、中身は発電費の上昇を系統の予備力費と税の減少が打ち消した結果です。発電費が上がった理由はペソ安と燃料高で、ペソ安が電気料金に回る経路がここに見えます。
今後の注目点
予備力費の低下が続くか。ペソがさらに下がったときに発電費がどこまで押し上げられるか。配電費が2022年8月から据え置かれている状態がいつまで続くか。

マニラ首都圏の配電最大手 Meralco の9月の電気料金が、1kWhあたり 14.7424ペソ(約36.7円)になりました。8月の14.7833ペソから 0.0409ペソ(約0.10円)の下げで、2か月連続の低下です。

月200kWhを使う一般家庭で、請求額は約8ペソ(約20円)減ります。消費量が増えると効きも増え、300kWhで約12ペソ、400kWhで約16ペソ、500kWhで約20ペソです。

下がったのは発電費以外

内訳を見ると、値下がりの中身は素直ではありません。

項目9月の増減(1kWhあたり)
発電費+0.4232ペソ
系統の予備力費(送電会社NGCPが集める)-0.3344ペソ
税その他-0.1657ペソ
配電費2022年8月から据え置き

つまり 発電費は上がっており、それ以外の項目の下げが上回ったという構図です。発電費は請求額のいちばん大きな部分で、電力を仕入れる費用にあたります。

上がった理由は2つ挙げられています。ペソ安と、中東情勢を受けた燃料高です。フィリピンの発電は輸入燃料に依存する部分が大きく、ペソが下がると仕入れ値が上がります。ペソは9月に1ドル62ペソ台の史上最安値をつけたままで、燃料価格も上昇が続いています

予備力費が下がったのは、予備力市場での調達コストが下がったためです。

還付も並行して行われている

料金とは別に、Meralcoは住宅用の顧客に対して合計 1kWhあたり1.0139ペソの還付を実施中です。今回の値下げ幅0.0409ペソの25倍にあたる規模で、請求書の上ではこちらのほうが効いています。

同社広報担当副社長のJoe Zaldarriaga氏は「これが顧客にとって何らかの助けになればと思う」と述べています。Meralcoはマニラ首都圏と周辺州で830万件を超える顧客に電力を供給しています。

日系企業の事務所や工場にとって、今回の動き自体は小さなものです。ただし、ペソ安が電気料金に回ってくる経路が発電費にあるという点は押さえておく価値があります。為替の水準が続くかぎり、発電費の上昇圧力は残ります。

換算の基準は1ペソ2.49円(2026年9月4日時点)です。

SOURCES / 出典

  1. Philippine Daily Inquirerメディア
    Meralco rates dip for 2nd straight monthbusiness.inquirer.net
  2. radarメディア
    FIRST ON RADAR: Meralco cuts power rates in September for second straight monthradar.ph

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#Meralco#電気料金#マニラ首都圏#ペソ安#NGCP#電力

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