Basic Energyが初の太陽光を着工、ネグロスで43メガワット
KEY POINTS
- ニュースの要点
- Basic Energy Corp. の完全子会社 Basic Energy Cadiz 1 Corp. が、ネグロス・オクシデンタル州カディス市バランガイ・ルナで太陽光発電所の起工式を行いました。2026年9月18日のことです。
- この動きの意味
- 交流43.41メガワット、直流54.26メガワットピーク。敷地は60ヘクタール超で、太陽電池パネル8万4,784枚とインバーター・中圧設備145基を使います。同社の太陽光では初めて建設段階に入りました。
- 今後の注目点
- 電気は5.4キロ離れた変電所を通じてビサヤ系統に送られます。第4回グリーンエネルギー入札で落札済みで、商業運転の目標は2026年12月31日です。
Basic Energy Corp. が、太陽光発電所の建設を始めました。
案件の中身
| 事業主体 | Basic Energy Cadiz 1 Corp.(完全子会社) |
| 場所 | ネグロス・オクシデンタル州カディス市バランガイ・ルナ |
| 起工式 | 2026年9月18日 |
| 出力(交流) | 43.41メガワット |
| 出力(直流) | 54.26メガワットピーク |
| 敷地 | 60ヘクタール超 |
| 太陽電池パネル | 8万4,784枚 |
| インバーター・中圧設備 | 145基 |
| 系統への接続 | 約5.4キロ先の変電所経由でビサヤ系統へ |
地上設置型の事業用太陽光です。
ここまでの手続き
- 2025年3月エネルギー省が認可証を発行
のちに太陽光事業契約も付与
- 2026年1月第4回グリーンエネルギー入札で落札
- 2026年3月EPC契約を締結
TBEA Subic が陸上工事を担当
- 2026年9月18日起工式
- 2026年12月31日商業運転の目標
工事・調達・建設(EPC)を担うのは TBEA Subic(中国系の電力設備・エンジニアリング企業TBEAの現地法人)です。用地は取得済みで、技術的な検討も終わっています。
許認可、落札、用地、施工者。4つが揃って初めて着工に至ったという順序です。今週はACENが用地と進入路の問題で456メガワットの太陽光2件を返上しており、この4つが揃うことは当たり前ではありません。
会社としての位置づけ
| 太陽光の計画総量 | 187.23メガワットピーク(4案件) |
| 風力の計画総量 | 449.99メガワット |
| そのほか | 地熱、蓄電、EV充電 |
カディス1号は、同社の太陽光で初めて建設段階に入った案件です。
副会長兼CEOの Oscar L. de Venecia Jr. 氏は、次のように述べています。
この催しは、フィリピンのより清潔で、より持続可能で、より信頼できるエネルギーの将来への移行に意味のある形で寄与すると我々が信じる案件の、始まりを示すものだ
社長の Luisito V. Poblete 氏も、この地域の電力供給の前進にとっての重要性を強調しました。
日系企業にとっての読みどころ
読みどころは、送り先がビサヤ系統であることです。
ビサヤは今月、停電警報が繰り返され、10月はさらに厳しい見通しです。43.41メガワットは大きな数字ではありませんが、パナイ向けの新電源は最初の稼働が2028年という状況では、2026年末に入る電源には意味があります。
ただし太陽光は昼間しか発電しません。ビサヤの警報は夕方の時間帯に集中しており、太陽光だけでは解決しない。蓄電池と組み合わせて初めて、警報の出る時間帯に効きます。
もう一点、施工者が中国系であることも見どころです。フィリピンの太陽光の建設では、中国系のEPCと機材が広く使われています。日本企業が関わる余地は、機材そのものより、運転・保守や系統側の設備に寄っています。
SOURCES / 出典
- BusinessWorldメディアBasic Energy breaks ground on 43.41-MW Cadiz solar projectbworldonline.com
- Power PhilippinesメディアBasic Energy breaks ground on 43-MW Cadiz solar plantpowerphilippines.com
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