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UnionBankがデジタル銀行UnionDigitalとフィンテック子会社UBXを本体に統合へ

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KEY POINTS

ニュースの要点
UnionBankの取締役会は、子会社のデジタル銀行UnionDigital Bankとフィンテック子会社UBXの事業を本体に統合する計画を承認しました。中央銀行(BSP)などの承認が条件です。同日発表の1〜9月の純利益は53%増の99億ペソでした。
この動きの意味
国内に7行あるデジタル銀行のうち、大手銀行が別会社として育ててきた1行を本体に戻す判断です。デジタル専業を別免許で持つより、本体の商品と顧客基盤に載せたほうが効率がよいと銀行自身が判断したことになります。
今後の注目点
BSPが統合を認めるか、その際にUnionDigitalのデジタル銀行免許がどう扱われるか。同社アプリで始まった社会保障機構の小口融資などのサービスが本体でどう引き継がれるか。

UnionBank(フィリピンの大手商業銀行)は10月23日、子会社2社の事業を本体に統合する計画を取締役会が承認したと発表しました。対象はデジタル銀行のUnionDigital Bankと、フィンテック子会社のUBXです。実行には中央銀行(BSP)などの承認が要ります。

発表は1〜9月の決算と同時でした。純利益は 99億ペソ(約250億円)で、前年同期から53%増えています。

別会社で育てたデジタル銀行を本体へ

UnionDigital Bankは、国内に7行あるデジタル銀行(店舗を持たずアプリで営業する銀行の免許)の1つです。9月には、社会保障機構(SSS)の小口融資を最初にアプリで提供した銀行でもあります。

UnionBankのAna Delgado社長兼CEOは、2社は支店網の制約を超えて顧客に届くために作ったと説明したうえで、「UnionDigitalとUBXを本体と統合することで、デジタルの提案力を強め、効率を高め、より多くのフィリピン人に規模をもって届けられるようになる」と述べています。顧客はデジタル中心の使い勝手を保ったまま、本体の幅広い商品も使えるようになるとしています。

Manila Timesによると、UnionDigitalの顧客は移行期間中も口座、預金、融資、アプリなどをそのまま使え、変更がある場合は事前に知らせるとしています。

統合の理由について、同行は「中核の能力と事業に集中する」戦略の一環と位置づけています。Manuel Lozano最高財務責任者(CFO)も、組織の能力を整え、資本の配分を最適化し、「より持続的な価値を生める分野に資源を回すために事業を合理化する」と述べました。

1〜9月の決算

項目1〜9月前年同期比
純利益99億ペソ53%増
純収入655億ペソ(約1,600億円)8%増
資金利益519億ペソ9%増
非資金利益136億ペソ5%増
営業費用374億ペソ収入より低い伸び

利ざや(貸出と預金の金利差から得る収益率)は0.34ポイント改善して6.9%でした。個人顧客は1,950万人を超え、融資残高の62%を消費者向けが占めます。同行は業界平均のおよそ3倍だとしています。資産運用と銀行窓口での保険販売の収入は52%増えました。

一方、不良債権比率は総額ベースで6.56%です。銀行業界全体の不良債権比率は8月時点で3.35%で、消費者向け融資に厚い分、焦げ付きの比率も高めです。同行は貸倒れへの備えを積み増しており、不良債権に対する引当の割合は前年の69.65%から75.77%に上がりました。Lozano氏は「信用面の圧力が増すなかで、先回りして引当を積んでいる」と述べています。

換算の基準は1ペソ2.49円(2026年9月4日時点)です。

SOURCES / 出典

  1. UnionBank(PSE Edge 適時開示)company一次情報
    Press Release - UnionBank’s Net Income Climbs 53% Year-on-Year to P9.9 billion, strengthens its Next Gen Banking Propositionedge.pse.com.ph
  2. マニラ・タイムズ(The Manila Times)メディア
    UnionBank income rises 53% to P9.9B in Jan-Septmanilatimes.net

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#UnionBank#UnionDigital Bank#UBX#デジタル銀行#銀行決算#BSP

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