フィンテックのSalmonが1億4,000万ドルを追加調達、二輪車と中小企業の融資へ
KEY POINTS
- ニュースの要点
- Salmon Groupが1億4,000万ドル(約88億ペソ)の追加資金を確保しました。9,000万ドルは投資家からの拠出の約束、5,000万ドルは債券による資金で、4月の1億ドルの調達に続くものです。
- この動きの意味
- 融資の会社は、事業を回すための出資と、客に貸す元手の借入の両方が要ります。今回は半分以上を投資家から、残りを債券で集めており、貸す元手を太くして二輪車と中小企業という新しい貸し先に広げる段階に入ったことを示しています。
- 今後の注目点
- 二輪車ローンと中小企業向け融資を全国でいつ始め、どの地域から広げるか。貸出が増えたあとの貸し倒れの水準と、次に債券をどの規模で出すか。
フィリピンで銀行と融資会社を運営するフィンテックのSalmon Groupが、1億4,000万ドル(約220億円)の追加資金を確保しました。ペソでは約88億ペソです。同社が10月19日に発表しました。
調達の内訳
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 投資家からの拠出の約束 | 9,000万ドル(約140億円) |
| 債券の発行による資金 | 5,000万ドル(約78億円) |
| 合計 | 1億4,000万ドル |
拠出を約束したのは、Spice Expeditions、WashU、Mooreの3者です。債券は、会社が投資家からお金を借りて、利息を払い期日に返す仕組みです。
Salmonは4月にも 1億ドル(約156億円)を調達しています。内訳は株式による6,000万ドル(約94億円)と、北欧の債券市場で出した4,000万ドル(約62億円)の債券でした。半年で2回目の調達になります。
使い道は貸し先を広げること
資金の使い道として、同社は次を挙げています。
- 既存の「Salmon Credit Line」(使える額の範囲で繰り返し借りられる融資)と、店頭での買い物向け融資を広げる
- 二輪車ローンを全国で始める
- 中小零細企業向けの融資を全国で始める
共同創業者のPavel Fedorov氏は「この資金で、より多くのフィリピン人に銀行と融資の手段を届け、新しい商品を出せる」と述べています。
どんな会社か
Salmonは2022年7月に、Pavel Fedorov氏、George Chesakov氏、Raffy Montemayor氏が設立しました。フィリピンで二つの免許を持つ会社を運営しています。
- 中央銀行(BSP)の免許を持つ地方銀行の Salmon Bank
- 証券取引委員会の登録を受けた融資会社の Salmon Finance
Salmon Financeは、AIを使った審査で、借り入れの記録が少ない人も数分で審査するとしています。出資者にはIFC(世界銀行グループの民間投資部門)、ADQとLunate、ベンチャー投資会社のAntlerなどが名を連ねます。
換算の基準は1ドル155.9円、1ペソ2.49円(2026年9月4日時点)です。
SOURCES / 出典
- フィリピン・スター(The Philippine Star)メディアSalmon secures P8.8 billion to boost Philippines operationsphilstar.com
- フィンテックニュース・フィリピン(Fintech News Philippines)メディアSalmon Secures P8.8 Billion Financing to Take Motorcycle and MSME Loans Nationwidefintechnews.ph
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