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フィリピン政府の債務残高が19.66兆ペソで最高、年末見通しの99.5%に

KEY POINTS

ニュースの要点
国庫局によると、政府の債務残高は9月末に19兆6,600億ペソで、8月末から0.27%増えて過去最高を更新しました。前年同月比では12.6%増で、国内債務が67.39%、海外債務が32.61%を占めます。
この動きの意味
9月の増加分は国債の発行より、ペソ安でドル建て債務のペソ換算額が膨らんだ影響のほうが大きくなっています。借入を抑えても、ペソが下がれば債務は増えるという構造です。
今後の注目点
ペソは10月に1ドル64ペソを超えました。10月末の残高が年末見通しの19兆7,700億ペソを上回るかどうか、その差のうち為替の影響がどれだけかが次の焦点です。

フィリピン国庫局(Bureau of the Treasury)のデータで、国の債務残高は9月末に 19兆6,600億ペソ(約49兆円)となり、8月末の19兆6,100億ペソから0.27%増えて過去最高を更新しました。前年同月の17兆4,600億ペソと比べると12.6%増です。

PhilSTARによると、この残高は政府が見込む2026年末の債務残高19兆7,700億ペソの 99.5% にあたります。年末まで3か月を残して、見通しにほぼ届いた形です。

9月の増加はペソ安が中心

9月の1か月で、債務は534億7,000万ペソ増えました。内訳を見ると、新たに借りた分より為替の影響が大きくなっています。

9月の増減金額
国債の純発行(国内)76億6,000万ペソ
ペソ安による国内のドル建て国債の評価増11億2,000万ペソ
海外からの新規借入(純額)92億7,000万ペソ
ペソ安による海外債務の評価増401億2,000万ペソ
ドル以外の通貨の動きによる評価減47億ペソの減少

ペソは8月末の1ドル62.209ペソから9月末に62.601ペソへ下がりました。海外債務の多くはドル建てなので、ペソが下がるだけでペソで数えた残高が増えます。

残高の内訳は、国内債務が13兆2,500億ペソ(67.39%)、海外債務が6兆4,100億ペソ(32.61%)です。

1〜9月は海外債務が14.67%増

2025年末と比べると、債務残高は1〜9月で11.03%、1兆9,500億ペソ増えました。国内債務は9.34%増、海外債務は 14.67% 増と、海外の伸びが大きくなっています。

海外債務の増加分8,204億3,000万ペソのうち、新たな借入の純額は4,628億5,000万ペソ、為替の評価による増加は3,575億8,000万ペソでした。1〜9月の海外債務の増加の4割強は為替によるものです。

1〜9月の政府の総借入額は前年並みの2兆3,940億ペソに抑えられていますが、財政赤字は計画を8%上回っています。政府は2026年に4兆8,100億ペソの歳入に対して6兆7,930億ペソの支出を予定しており、差額の多くは借入で賄います。

ペソは10月に初めて1ドル64ペソを超えました。9月末より下がった水準で推移しているため、10月末の残高にも為替の影響が乗ることになります。

換算の基準は1ペソ2.49円(2026年9月4日時点)です。

SOURCES / 出典

  1. GMA Newsメディア
    Peso weakness pushes PH debt to new record high of P19.66 trilliongmanetwork.com
  2. PhilSTARメディア
    Weak peso pushes NG debt to record P19.66 trillionphilstar.com

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#政府債務#国庫局#ペソ安#財政#フィリピン経済

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