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銀行の37%が10〜12月の個人向け融資の需要増を予想、前回の2倍近く

KEY POINTS

ニュースの要点
中央銀行(BSP)の銀行融資担当者調査で、10〜12月に個人向け融資の需要が増えると答えた銀行は37.1%(前回20%)、企業向けは26.9%(同19.2%)でした。融資基準を変えないと答えた銀行は企業向け80.8%、個人向け85.7%に増えました。
この動きの意味
銀行は、消費や住宅投資、在庫や売掛金の資金需要で借入が増えると見ています。引き締めに傾く銀行は減ったものの、景気の先行きや借り手の質への懸念は残っており、需要が先に戻り、基準の緩みは後からという順番になっています。
今後の注目点
調査はBSPが10月に政策金利を0.5ポイント上げる前の9月2日〜10月6日に行われました。利上げのあとも借入需要の見通しが保たれるか、次回の調査と銀行の貸出残高で確かめる必要があります。

中央銀行(BSP)が10月31日に公表した銀行融資担当者調査(SLOS)で、10〜12月に個人向け融資の需要が増えると答えた銀行は 37.1% でした。前回調査の20%から2倍近くに増えています。

SLOSは、銀行の融資担当者に、融資の基準(金利、担保、融資額、返済条件など)と借入の需要が四半期ごとにどう変わるかを尋ねる調査です。今回は60行のうち55行が回答し、期間は9月2日から10月6日でした。

借入の需要が増えるとみる銀行が増えた

10〜12月の見通し企業向け個人向け
需要が増える26.9%(前回19.2%)37.1%(前回20%)
変わらない69.2%(同75%)60%(同71.4%)
減る3.8%(同5.8%)2.9%(同8.6%)

「増える」から「減る」を引いた指数は、企業向けが23.1%で、前回の13.5%、その前の7.5%から上がり続けています。個人向けは34.3%で、前回の11.4%、その前のマイナス2.9%から大きく上がりました。

理由として、企業向けでは在庫や売掛金(取引先からまだ受け取っていない代金)を賄う資金が要ること、ほかの調達手段が限られていることが挙がりました。個人向けでは、消費の増加、銀行の融資条件が魅力的になったこと、住宅投資の増加が挙がっています。

引き締めに傾く銀行は減った

融資基準を変えないと答えた銀行は、企業向けで80.8%(前回71.2%)、個人向けで85.7%(同77.1%)に増えました。PhilSTARによると、基準を引き締めると答えた銀行は企業向けで28.8%から17.3%に、個人向けで17.1%から11.4%に減っています。

それでも、引き締めるとした銀行のほうが緩めるとした銀行より多い状態は続いています。銀行は、景気の先行きの不確かさ、借り手の財務の悪化、リスクを取る意欲の低下を、基準を厳しくしうる要因に挙げました。

調査は利上げの前

この調査の期間は10月6日までで、BSPが政策金利を0.5ポイント上げて5.5%にした決定より前です。銀行の不良債権比率は9月に3.27%まで下がっていますが、利上げで借入の費用が上がったあとも需要の見通しが続くかは、まだ分かりません。

SOURCES / 出典

  1. Daily Guardianメディア
    BSP survey sees steady credit, stronger Q4 loan demanddailyguardian.com.ph
  2. PhilSTARメディア
    Banks see stronger loan demand in Q4philstar.com
  3. マニラ・タイムズ(The Manila Times)メディア
    Banks see steady loan demandmanilatimes.net

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#中央銀行#BSP#銀行#融資#金融統計

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