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ドリアンとマンゴスチンが初めてカナダへ、合計で約1トン

KEY POINTS

ニュースの要点
フィリピン産の生鮮ドリアンとマンゴスチンが初めてカナダ市場に入りました。バンクーバー向けがドリアン300キロとマンゴスチン120キロ、トロント向けが9月24日に出発したドリアン300キロとマンゴスチン200キロで、合計はおよそ1トンです。
この動きの意味
輸送はフィリピン航空、買い手はカナダのFresh Makers社です。フィリピンの農産物貿易赤字は2022年以降110億ドルを超えており、農業省は輸出先と品目の両方を広げようとしています。
今後の注目点
試験的な出荷が定期便に育つか。数量がどこまで伸びるか。カカオ、コーヒー、オクラなど次の品目が続くか。中国向けに偏っているドリアンの出荷先構成が変わるか。

フィリピン産の生鮮ドリアンとマンゴスチンが、初めてカナダに渡りました。

仕向地ドリアンマンゴスチン
バンクーバー300キロ120キロ
トロント(9月24日出発)300キロ200キロ

合計はおよそ1トンです。輸送はフィリピン航空の便で、買い手はカナダのFresh Makers社です。

「試し」の規模である

1トンという数字は、貿易統計に乗るような量ではありません。これは検疫条件と流通の両方を確かめるための試験的な出荷です。

ただし、この種の出荷が定期便に育った例はすでにあります。フランス向けには3回の航空貨物を経て、現在は毎週の出荷が続いています。カナダ向けについても、9月18日にカラバオマンゴーが初めて商業ベースで入ったばかりでした。市場開放の手続きが一つ通れば、同じ経路に別の品目を乗せやすくなるという流れです。

110億ドルの赤字が背景にある

農業省がこの種の出荷を積み重ねている理由は、数字にはっきり出ています。

フィリピンの農産物貿易赤字は、2022年以降 年110億ドルを超えています。日本円にしておよそ1兆7,100億円です。米、小麦、飼料、肉類の輸入が大きく、輸出で稼ぐ力が追いついていません。

農業長官のFrancisco Tiu Laurel Jr.氏は、今回の出荷について「地方の所得を底上げし、農村の発展を続けるために、国産の農産物に新しい市場を見つけるというマルコス政権の広い取り組みの一部だ」と述べています。高付加価値作物・農水産物輸出開発担当次官のPhilip Young氏も「フィリピン産をいかに国際取引の前面に押し出すか、その決意を示すものだ」としています。

政府が次の候補として挙げているのは、カカオ、コーヒー、オクラです。

ドリアンの出荷先が広がる意味

フィリピンのドリアン輸出は、近年ほぼ中国に向いていました。ダバオ産の14トンが中国-ASEAN博覧会に合わせて中国へ運ばれたのが今月のことです。

一つの市場に偏った輸出は、相手国の検疫措置や需要の変動をそのまま受けます。カナダ向けの数量は小さいものの、出荷先を分散させる動きそのものは、ダバオ地方の生産者にとって価格交渉力の話につながります。

日本から見ると、フィリピン産の熱帯果実は競合というより調達先の候補です。生鮮ドリアンとマンゴスチンは日本へも輸出されていますが、今回のように産地側が北米の需要をつかみ始めると、限られた出荷量の取り合いになる可能性があります。

換算は1ドル=155.9円(2026年9月4日時点)で計算した目安である。

SOURCES / 出典

  1. PhilSTARメディア
    Philippines makes first shipment of durian, mangosteen to Canadaphilstar.com
  2. Daily Tribuneメディア
    PHL opens Canada market for durian, mangosteentribune.net.ph

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#ドリアン#マンゴスチン#カナダ#農業省#輸出#市場開拓

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