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中小企業は事業所の99.5%を占めるのに、銀行融資は4%未満。ADBが指摘

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KEY POINTS

ニュースの要点
アジア開発銀行(ADB)の民間金融機関担当ディレクター Suhail Y. Khan 氏が、フィリピンの中小零細企業(MSME)が受けている銀行融資は全体の4%未満だと指摘した。中小零細は登録事業所の99.5%、雇用の60%超、GDPの3分の1以上を占める。
この動きの意味
融資が届かない理由は、担保がない、監査済みの財務諸表がない、営業年数が短い、正式な信用記録がない、という4点にある。加えて小口の融資は審査と管理の費用が見合わない。当媒体が取り上げたKitaやOneLotが解こうとしているのは、この最後の部分である。
今後の注目点
融資の首都圏集中が崩れるか。動産担保融資やリスク分担の仕組みが実際に組まれるか。デジタルの審査が審査費用をどこまで下げるか。

アジア開発銀行(ADB) の民間金融機関担当ディレクター Suhail Y. Khan 氏が、フィリピンの中小零細企業(MSME)への融資の薄さを数字で示した。8月26日にマニラで開かれた BusinessWorld Insights の討論での発言である。

経済の99.5%に、融資の4%

対比がはっきりしている。

中小零細企業が占める割合
登録事業所99.5%
雇用60%超
GDP3分の1以上
銀行融資の総額に占める割合4%未満

さらに、報告された中小企業向け融資の 83%以上が首都圏に集中 している。

全国の数字は、はるかに深い地域間の資金格差を覆い隠している。実行可能な事業のあまりに多くが、サービスを受けられないか、不十分なままだ。(Khan氏)

資金の不足の推計には幅があり、670億ペソ(約1,742億円)から1,800億ペソ(約4,680億円) とされる。

届かない理由は4つ

Khan氏が挙げた障害は具体的である。

  1. 担保がない
  2. 監査済みの財務諸表がない
  3. 営業年数が短い
  4. 正式な信用記録がない

加えて、小口の融資は審査と管理にかかる費用が見合わない。これが従来型の貸し手をこの分野から遠ざけている、と同氏は述べた。

フィリピンの資金の不足は、融資の量だけの問題ではない。地理、期間、担保、データ、商品設計、そして起業家、とくに女性起業家が直面し続ける障壁の問題でもある。

必要なものとして、より長い返済期間、繰り返し使える運転資金、動産を担保にした融資、リスクを分け合う仕組みを挙げた。

解決策は、資金にデジタルの道具、リスク分担、技能、市場へのアクセスを組み合わせたものでなければならない。単独の機関でこれを届けられるものはない。

誰がここを取りにいっているか

当媒体はここ数日、この隙間を狙う会社を続けて取り上げている。

Kita は、書類を人が読んでいる工程を自動化して、審査の費用そのものを下げる ことを売りにしている。OneLot は中古車販売店に、車両を担保にした運転資金を貸している。動産担保融資 そのものである。

ADBが挙げた4つの障害のうち、「監査済みの財務諸表がない」「正式な信用記録がない」「審査の費用が見合わない」の3つは、いずれもここ数日で取り上げた会社が正面から狙っている領域にあたる。


円換算は2026年8月21日時点のレート(1ドル=159円、1ペソ=2.6円)による目安です。

SOURCES / 出典

  1. BusinessWorldメディア
    Philippine MSMEs need tailored funding — ADBbworldonline.com
  2. PHILIPPINES STARTUPメディア
    マニラで見つけた課題を4か国に広げたKitaが、シードで約7億円を集めた理由philippines-startup.biz
  3. PHILIPPINES STARTUPメディア
    Forbes Asiaの注目100社にフィリピンから2社、インドは19社philippines-startup.biz

参考(本文の補足)

  1. BusinessWorld(BW Launchpad)PHL MSME sector continues to face financing gaps — ADB

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#ADB#中小企業#融資#金融包摂

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