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ラグナ湖に10億ドルの水上太陽光、タイのGunkulが出資に加わる

KEY POINTS

ニュースの要点
フィリピンのSunAsia Energyとタイの発電会社Gunkul Engineeringが、ラグナ湖に出力約100万キロワットの水上太陽光を建設します。総事業費は10億ドル(約1,560億円)で、地域で最大規模の水上太陽光になります。
この動きの意味
水上に置くため、農地や工業用地と土地を取り合いません。一方で湿度・腐食・風・波に耐える設計が要り、パネルを浮かせる部材の国内生産につながる見通しです。SunAsiaは2019年から同じ湖で実証設備を運用してきました。
今後の注目点
Gunkulの出資比率と資金の組み立てが公表されるか。完成の時期が示されるか。浮体部材の国内生産が実際に立ち上がるか。ラグナ湖の漁業や水質との調整がどうなるか。

フィリピンの SunAsia Energy と、タイの発電会社 Gunkul Engineering が、ラグナ湖に水上太陽光発電所を建設します。

規模はこうです。

総事業費10億ドル(約1,560億円)
出力約100万キロワット(1ギガワット)
場所ラグナ州 ラグナ湖
位置づけこの地域で最大規模の水上太陽光

SunAsiaはこの湖で 2019年から実証設備を動かしてきました。今回はそれを事業規模へ広げるものです。

水の上に置くと、何が変わるか

利点は分かりやすい。土地を取り合わずに済むことです。

電気を大量に使う産業が来ないために素材・部品の裾野が育たないという構図がある一方、大規模太陽光は広い平地を必要とし、農地と競合します。コメの価格が二桁で上がり続ける国では、農地の転用は政治的に重い判断になります。水上ならその衝突を避けられます。

一方で、難しさは設計にあります。同社が挙げたのは 湿度、腐食、風、波、その他の環境および機械的な負荷です。陸上の太陽光をそのまま浮かべればよいという話ではありません。

そしてここに副次的な効果があるとしています。パネルを浮かせる部材(フロート)の国内生産です。専用の部材が大量に要るため、輸入に頼らず現地で作る動きにつながりうる、という見立てになります。

実績と、これまでの支え手

SunAsiaがすでに持つ発電所には、セブ州トレドの6万キロワット、パンガシナンの2万キロワットがあります。今回の100万キロワットは、それらとは桁が違います。

この事業には2021年から、マッコーリー・グループ系のBlueleaf Energy Philippinesが開発と資金の面で関わってきました。そこへタイのGunkulが加わる形になります。

SunAsiaのTetchi Capellan社長兼CEOと、戦略事業担当バイスプレジデントのKarlo Abril氏が事業の内容を説明しています。Gunkulの出資比率、資金の組み立て、完成時期は公表されていません。

電力の文脈で見ると

フィリピンは再生可能エネルギーの比率を、現在の25%から2030年に35%へ引き上げる目標を掲げています。政府は廃棄物発電400メガワットバイオマス160メガワットの入札を進めていますが、この水上太陽光1件だけで1,000メガワットです。桁が違います。

ただし太陽光は日が落ちれば止まります。8月にビサヤとミンダナオの卸電力価格が20年ぶりの高値をつけたように、供給の不安定さは夕方から夜に集中します。1ギガワットの太陽光が入っても、蓄電池と組み合わせなければ、その時間帯は埋まりません。

換算は1ドル=155.9円(2026年9月4日時点)で計算した目安である。

SOURCES / 出典

  1. Philippine Daily Inquirerメディア
    SunAsia, Thai firm to build $1-B floating solar power projectbusiness.inquirer.net
  2. PhilSTARメディア
    Thai firm invests in SunAsia's $1 billion Laguna Lake solar farmphilstar.com

参考(本文の補足)

  1. SunAsia Energy Inc.SunAsia Energy
  2. Gunkul Engineering Public Co. Ltd.Gunkul Engineering

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#水上太陽光#SunAsia#Gunkul#ラグナ湖#再生可能エネルギー#タイ#投資

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