証券取引委員会がBinance提携先を規制のサンドボックスへ、卒業まで2年の見込み
KEY POINTS
- ニュースの要点
- フィリピン証券取引委員会(SEC)が、暗号資産取引所Binanceの現地提携先であるBlockshoals Technologies Inc. のサービスを、規制のサンドボックスで試験する。新しい技術を条件付きで試す枠組みで、シンガポールの例では卒業まで2年ほどかかるとされる。
- この動きの意味
- SECは同時に強い留保を付けた。サンドボックスに入っても最終的な認可が保証されるわけではなく、過去の違反に対する処罰も消えない。新しい事業者を市場に入れる一方で、投資家保護の線は動かさないという姿勢である。
- 今後の注目点
- Blockshoalsが卒業できるか。証券取引所(PSE)がこの決定に疑問を呈しており、その議論がどう決着するか。SECが研究している株式のトークン化が制度になるか。
フィリピン証券取引委員会(SEC)が、暗号資産に関わるサービスを 規制のサンドボックス で試験する。対象は、世界的な暗号資産取引所 Binance の現地提携先である Blockshoals Technologies Inc. である。
規制のサンドボックスとは、新しい技術やサービスを限定された条件のもとで試し、規制当局が評価する枠組みを指す。
「入っても、認可が約束されるわけではない」
SECの Francis Ed. Lim 委員長は、サンドボックスへの参加が最終的な認可を保証するものではない と強調した。参加企業は通常の規制手続きを一通り経る必要があり、試験の過程で投資家が不当な扱いを受けないようにするとしている。
Rogelio Quevedo 委員はさらに踏み込んだ。
サンドボックスにいることは、違反を犯した企業に科された処罰を帳消しにしない。
入場は免罪符ではない、という位置づけである。
期間についても長めの見通しを示している。シンガポールの例を踏まえると、参加者が「卒業」するまでには およそ2年 かかるという。
取引所からは疑問も
この決定には、証券取引所(PSE)の Ramon Monzon 社長が疑問を呈している。
SECはこのほか、株式のトークン化 も研究している。1株の価格が高い銘柄を小口に分けて、より広い投資家層が買えるようにする狙いである。
当媒体は前日、SECが上場銘柄のマーケットメイク制度や信用取引の見直しを含む改革案を示したことを伝えた。売買を厚くする方向と、新しい商品を入れる方向が同時に動いている。
円換算は2026年8月21日時点のレート(1ドル=159円、1ペソ=2.6円)による目安です。
SOURCES / 出典
- Philippine Daily InquirerメディアSEC tests waters with crypto, Binance-linked servicesbusiness.inquirer.net
- BusinessWorldメディアRegulator says sandbox entry no shield from penalties over securities violationsbworldonline.com
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