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政府の利払いが1〜9月に16%増の7,721億ペソ、返済額に占める比率は47%に

KEY POINTS

ニュースの要点
国庫局(BTr)のデータで、政府の1〜9月の債務返済額は前年同期比11.7%減の1兆6,500億ペソでした。元本の返済は27%減の8,782億ペソ、利払いは16%増の7,721億ペソです。
この動きの意味
総額が減ったのは、満期を迎えた借金が少なかったためで、借金の負担が軽くなったわけではありません。債務残高が過去最高を更新するなか、利払いは返済額の47%を占めるまでになり、予算のうち自由に使える部分を削っています。
今後の注目点
年末にかけては返済が季節的に増えます。10〜12月の利払いの伸びと、ペソ安で外貨建て債務の利払いがどこまで膨らむかが次の判断材料です。

フィリピン政府が2026年1〜9月に借金の返済と利払いに充てた額は、前年同期の1兆8,700億ペソから11.7%減って 1兆6,500億ペソ(約4兆1,000億円)でした。国庫局(BTr)のデータです。

総額は減りましたが、中身は逆向きに動いています。

1〜9月2025年2026年増減
元本の返済1兆2,000億ペソ8,782億ペソ27%減
利払い6,659億ペソ7,721億ペソ16%増
合計1兆8,700億ペソ1兆6,500億ペソ11.7%減

利払いは 7,721億ペソ(約1兆9,000億円)で、返済額全体に占める比率は前年同期の36%から 47% に上がりました。

利払いを押し上げたのは国内の国債

利払いのうち国内の借金の分は18%増の5,847億ペソでした。内訳は、固定金利の国債が4,045億ペソ、個人向け国債が1,312億ペソ、短期の国庫短期証券が412億ペソです。海外からの借金の利払いは9%増の1,873億ペソでした。

元本の返済は、国内分が26%減の7,410億ペソ、海外分が30%減の1,372億ペソで、どちらも減っています。

9月だけでは返済額は2,075億ペソで、前年同月から37%減りました。元本の返済が半減した一方、利払いは5%増の856億ペソでした。

総額の減少は負担の軽さを意味しない

Reyes Tacandong & Co.のシニアアドバイザー、Jonathan Ravelas氏はBusinessWorldに対し、総額の減少は「借金の負担が減ったというより、元本の返済が少なかったことと前年の反動による」と述べています。

政府の債務残高は9月末に過去最高の19.66兆ペソとなり、1年前より12.6%増えました。借りている額が増え続ける以上、満期の巡り合わせで元本の返済が減っても、利払いは積み上がっていきます。RCBCのチーフエコノミスト、Michael Ricafort氏は、今後の返済額は利払いとペソ相場しだいで、年末には返済が季節的に増えるとしています。

換算の基準は1ペソ2.49円(2026年9月4日時点)です。

SOURCES / 出典

  1. ビジネスワールド(BusinessWorld)メディア
    NG debt service bill declines in Septemberbworldonline.com
  2. マニラ・タイムズ(The Manila Times)メディア
    NG debt payments drop in first 9 monthsmanilatimes.net

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#財政#国債#利払い#債務#国庫局

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