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9月の製造業生産は9.0%増、石油製品と金属が押し上げ、8月分は6.6%に下方修正

KEY POINTS

ニュースの要点
フィリピン統計庁(PSA)の調査で、9月の製造業の生産量は前年同月比9.0%増、生産額は12.7%増でした。石油製品が31.0%、基礎金属が30.9%伸び、食品は4.5%減りました。8月分は速報の11.8%増から6.6%増に下方修正されました。
この動きの意味
伸びの中心は石油製品と金属で、金額の伸びが量を上回るのは、原油高で製品の値段が上がっていることも映しています。食品や飼料のように暮らしに近い業種は減っており、数字の高さほど製造業全体が広く強いわけではありません。
今後の注目点
購買担当者の景況感を示すPMIは10月に50を下回っています。10月の生産統計で、石油製品以外の業種が伸びるか、食品の落ち込みが止まるかを確かめる必要があります。

フィリピン統計庁(PSA)が11月6日に公表した月次の製造業調査(MISSI)の速報によると、9月の製造業の生産量指数は前年同月比 9.0%増 でした。8月の6.6%増から加速し、前年9月の1.1%減からも持ち直しています。BusinessWorldによると、6月(改定値11.3%増)以来の高い伸びです。

8月分は11.8%から6.6%に修正

先に注意したいのは、8月分の修正です。PSAは8月の伸びを、速報の11.8%増から6.6%増へ大きく引き下げました。当サイトも速報をもとに8月の製造業生産が11.8%増と伝えていました。速報値は後から大きく動くことがあり、1か月分の数字だけで勢いを判断しにくいことを示しています。

石油製品・金属・輸送機器が伸びた

業種9月の伸び(生産量)8月
コークス・石油精製品31.0%増20.4%増
基礎金属30.9%増18.1%増
輸送機器12.7%増6.2%増
食品4.5%減1.3%減

このほか、皮革製品が29.1%、衣料が21.1%、コンピューター・電子・光学機器が16.7%、ゴム・プラスチック製品が15.9%伸びました。残る19の業種区分では、10が増え、9が減っています。

減った側で目立つのが食品です。前年9月は14.9%増でしたが、今年は4.5%減と8月より落ち込みが深まりました。PSAは、食品の8つの業種のうち6つで伸びが鈍ったとし、とくに配合飼料の伸びが8月の16.0%から3.6%へ落ちたことを挙げています。

金額の伸びは量より大きい

生産額指数は12.7%増で、8月の10.0%増から加速しました。伸びの34.2%をコークス・石油精製品が占め、その生産額は39.6%増えています。量(31.0%増)より金額の伸びが大きいのは、製品の値段の上昇も含まれているためです。

1〜9月の累計では、生産額が9.3%増、生産量が6.4%増でした(Manila Times)。

稼働率は78.4%

工場の平均稼働率は78.4%で、8月の78.7%をわずかに下回りましたが、前年の77.4%よりは高い水準です。事業所の36.0%がほぼフル稼働(90〜100%)、38.6%が70〜89%、25.5%が70%未満でした。稼働率が高かったのは、たばこ製品(99.5%)、コークス・石油精製品(85.6%)、その他の製造業・機械の修理据付(83.3%)です。

購買担当者への調査をもとにした景況指数(PMI)は、10月に49.1と2か月続けて50を下回りました。9月の生産統計は石油製品と金属に支えられた伸びで、10月以降にほかの業種へ広がるかは、まだ確かめられていません。

SOURCES / 出典

  1. ビジネスワールド(BusinessWorld)メディア
    Philippine manufacturing output picks up in Septemberbworldonline.com
  2. GMAニュース(GMA News)メディア
    PH manufacturing growth accelerates to 9% in September 2026gmanetwork.com
  3. マニラ・タイムズ(The Manila Times)メディア
    Manufacturing output rises 12.7%manilatimes.net

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#製造業#統計庁#工業生産#石油製品#稼働率#食品

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