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9月の農産物の貿易赤字が12億5,000万ドルに拡大、輸出は2割減る

KEY POINTS

ニュースの要点
フィリピン統計庁によると、9月の農産物の貿易赤字は12億5,000万ドルで、前年同月の10億ドルから24.8%広がり、3月以来の大きさになりました。輸出は21.2%減の6億4,211万ドル、輸入は4.2%増の18億9,000万ドルです。
この動きの意味
フィリピンは農産物を売るより買うほうが3倍近く多い国で、9月はその差がさらに開きました。輸入の4分の1を穀物が占め、食料を海外に頼る構造が物価高とペソ安の時期に重くのしかかっています。
今後の注目点
7〜9月の農漁業生産は5%減っています。10月以降の統計で穀物の輸入が一段と増えるか、果物を中心とする輸出が持ち直すかを見ます。

フィリピン統計庁(PSA)によると、2026年9月の農産物の貿易赤字は 12億5,000万ドルで、前年同月の10億ドルから24.8%広がりました。8月の12億1,000万ドルも上回り、3月以来の大きさです。

項目2026年9月前年同月増減
輸出6億4,211万ドル8億1,440万ドル21.2%減
輸入18億9,000万ドル18億2,000万ドル4.2%増
貿易額の合計25億3,000万ドル26億3,000万ドル3.7%減
収支12億5,000万ドルの赤字10億ドルの赤字赤字24.8%拡大

貿易額の合計は減りましたが、減ったのは輸出のほうで、輸入は増えています。そのぶん赤字が広がりました。輸入は輸出の約3倍です。

売っているのは果物、買っているのは穀物

輸出で最も多いのは、果物・ナッツ類(かんきつ類やメロンの皮を含む)で2億2,955万ドル、農産物輸出の35.7%を占めます。国・地域別では、EUではオランダ(8,109万ドル)、東南アジアではマレーシア(1,704万ドル)が最大の買い手でした。

輸入で最も多いのは穀物で4億8,384万ドル、農産物輸入の25.6%です。東南アジアからの輸入ではインドネシアが2億8,843万ドルで39.4%を占め、EUからはスペインが3,230万ドルで最大でした。

Manila Timesによると、9月の農産物輸出は国全体の輸出の6.5%にあたります。同じ9月、国全体の輸出は半導体に引っ張られて過去最高の98億ドルでしたが、農産物はその流れに乗れていません。

生産の落ち込みと重なる

PSAは同じ週に、7〜9月の農漁業生産が前年同期比5%減ったとも発表しています。今回の統計は輸出入の金額を示すもので、生産の落ち込みが輸出の減少や穀物の輸入にどこまで結びついたかまでは示していません。

ドル建ての統計のため、円換算はしていません。

SOURCES / 出典

  1. PhilSTARメディア
    Farm trade deficit swells in Septemberphilstar.com
  2. GMA Newsメディア
    PH agri trade deficit widened by nearly 25% in Septembergmanetwork.com
  3. マニラ・タイムズ(The Manila Times)メディア
    Agricultural trade gap expandsmanilatimes.net

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#農産物#貿易#統計庁#穀物#輸出#食料

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