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エネルギー省がビサヤの計画不足を認める、蓄電池と電源船で急場をしのぐ

KEY POINTS

ニュースの要点
エネルギー長官のシャロン・ガリン氏が、10月3日にバコロド市で開かれた議会の合同公聴会で、ビサヤには電力需要を満たすだけのベースロード電源がないと認めました。発電所が1基止まるだけで警報が出る状態だとしています。
この動きの意味
当面の対策として挙げたのは、太陽光と組み合わせる蓄電池と、電源船です。ネグロスは昼に太陽光で電気が余る一方、需要は太陽光の出力が落ちる夜に山を迎えます。このずれを蓄電池で埋めるという構想です。
今後の注目点
年内に引き渡される分と2027年第1四半期分の容量。長期の解決が2028年末に間に合うか。緊急権限の付与が議論になるか。電力料金への転嫁。

エネルギー長官のシャロン・ガリン氏が、ビサヤの電力不足について計画の失敗を認めました。

場所は10月3日(土)にバコロド市のL'Fisherホテルで開かれた議会の合同公聴会です。下院のエネルギー委員会、ビサヤ開発委員会、立法免許委員会の合同で、下院副議長でバコロド選出のAlfredo「Albee」Benitez議員が主催しました。

「発電所が1基止まるだけで警報が出る」

ガリン長官の認識は率直です。

ビサヤには電力需要を満たすだけのベースロード電源がない。だから警報が繰り返され、主要な発電所が1つ失われるだけで地域全体が揺らぐ。

「発電所がたった1基ないだけでも警報に入ってしまう。これは事業にとって良くない」

国家送電会社(NGCP)は2026年5月以降、ビサヤの系統に赤色・黄色の警報を繰り返し出してきました。理由は発電所の計画外停止と、近隣の系統からの受電の制約です。黄色警報は予備力が不測の事態に備える水準に足りない状態、赤色警報は供給が需要と調整用の予備に足りない状態を指します。

昼に余って、夜に足りない

問題の構造は、ネグロスの状況に出ています。

ネグロスは昼間に電気が余ります。ただしその余剰の多くは太陽光によるものです。一方、需要の山は夕方から夜に来ます。太陽光の出力が落ちる時間帯です。

ガリン長官が蓄電池(BESS)を当面の対策に挙げたのは、このずれを埋めるためです。昼の余剰をためて、夜に放出する。同省はNGCPに対し、5月から蓄電池設備の契約を進めるよう求めています。

もう一つが 電源船です。発電設備を積んだ船を移動させ、長期の案件ができるまでの容量を補います。

8月の時点で、ガリン長官は同省の試算として、蓄電池の導入によりビサヤの赤色警報はなくなり黄色警報も大きく減るとしていました。

時間軸

時期内容
年内蓄電池・電源船の一部を引き渡し
2027年第1四半期追加の容量
2028年末(早くて)長期の解決

Benitez議員は「赤色警報と黄色警報をなくす計画と解決策はすでにある」と述べ、関係者のあいだで対策は十分に議論されたとして、実施を急ぐべきだとしました。同議員は、停電について立法の参考とするための調査を委員会に指示する決議を提出しています。

長期については、どの発電技術と電源構成が将来の需給に合うかを政府がなお検討中だとしています。

ガリン長官は供給の穴が 2028年まで続きうると証言しました。「ビサヤをできるだけ早く直そう」とも述べています。

事業者から見ると

この公聴会が意味するのは、短期の見通しが変わらないということです。

「送電線は電気を作れない」という構図は9月の時点で指摘されていました。8月の卸電力価格はビサヤとミンダナオで20年ぶりの高値をつけ、10月は定期点検が18基重なるためさらに厳しいと見られています。

セブ、イロイロ、バコロドに拠点を置く事業者にとっては、自家発電の備えと、計画停電時の操業の組み立てを前提に置く期間が、少なくとも2027年まで続くということになります。パナイには775メガワットの計画がありますが、最初の稼働は2028年です。

本記事は容量と時期を扱い、金額の記載がないため為替換算を行っていない。

SOURCES / 出典

  1. Daily Guardianメディア
    DOE pushes solar batteries, power barges to curb Visayas outagesdailyguardian.com.ph
  2. PhilSTARメディア
    DOE: Planning failure caused Visayas power shortfallphilstar.com

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#エネルギー省#ビサヤ#蓄電池#電源船#停電#ネグロス

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