Alternergyが初の社債で20億ペソ、762MWの開発に充てる
KEY POINTS
- ニュースの要点
- 再生可能エネルギー開発のAlternergy Holdings Corp.が、初の固定利付社債で20億ペソを調達しました。利率は年7.75%で四半期ごとの利払い、期間は1年半、元本は満期一括償還です。フィリピン・ディーリング・アンド・エクスチェンジ(PDEx)に上場しました。
- この動きの意味
- 調達額は、第4回グリーンエネルギー入札(GEA4)で落札したLiberty Solar、Kalandagan Solar、Alegria Wind、Tayabas North Windの4事業に主に充てられます。合計容量はおよそ762メガワットです。残りは既存借入の返済などに使われます。
- 今後の注目点
- 762メガワットの4事業がいつ着工・稼働するか。年7.75%という調達コストが今後の起債でどう動くか。稼働中の119メガワットからの拡大ペース。GEA4事業の系統連系が間に合うか。
再生可能エネルギー開発のAlternergy Holdings Corp.(ALTER)が、初めての社債で 20億ペソ(約49億8,000万円)を調達しました。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 調達額 | 20億ペソ(約49億8,000万円) |
| 利率 | 年 7.75%(四半期ごと後払い) |
| 期間 | 1年半 |
| 元本 | 満期一括償還 |
| 格付 | PRS Aa Minus(見通し安定、PhilRatings) |
| 上場 | PDEx |
| 対象投資家 | 適格機関投資家(QIB) |
同社にとって国内の債券市場への初めての参入です。需要は目標発行額を上回り、125を超える適格投資家が応じました。
単独の主幹事・アレンジャーはBDO Capital & Investment Corp.です。
762メガワットの内訳
調達額の主な使い道は、第4回グリーンエネルギー入札(GEA4)で落札した4事業です。
- Liberty Solar
- Kalandagan Solar
- Alegria Wind
- Tayabas North Wind
合計容量はおよそ 762メガワット。残りは既存借入の返済とその他の一般事業目的に充てられます。
同社は風力・太陽光・流れ込み式水力の3本立てを「トリプルプレイ・ポートフォリオ」と呼んでいます。
現在の規模との落差
762メガワットという数字は、同社の現状と比べると大きなものです。
| 区分 | 容量 |
|---|---|
| 稼働中(フィリピンとパラオ) | 119メガワット |
| 稼働間近(GEA2) | Tanay Wind 128メガワット、Alabat Wind 64メガワット |
| GEA4で落札 | 約762メガワット |
稼働中の119メガワットに対し、開発中の計画は7倍近い規模になります。20億ペソはその第一歩という位置づけです。
会長のVincent Perez Jr.氏はこの起債を「重要な節目」と呼び、事業基盤の強さを映すものだとしました。BDO Capital社長のEduardo V. Francisco氏は、強い需要が投資家の信認を示していると述べています。
7.75%という利率をどう見るか
年7.75%は、現在のフィリピンの金利水準を反映しています。
中央銀行は4月から累計0.75ポイント利上げし、政策金利は5%です。9月29日から募集が始まった個人向け国債RTB32は、市場で7%前後の利率が見込まれています。国債に近い水準で、格付Aa Minusの社債が1年半の資金を集めたことになります。
再生可能エネルギーの開発は、稼働までに時間がかかる一方で、資金は先に要ります。ACENが土地を確保できず456メガワットの太陽光2件を返上したように、落札が着工を保証するわけでもありません。1年半という短い期間の資金で何をどこまで進められるかが、次に見るところになります。
換算は1ペソ=2.49円(2026年9月4日時点)で計算した目安である。
SOURCES / 出典
- PSE Edge(Alternergy Holdings Corporation)company一次情報Alternergy Holdings Corporation: 開示(初回固定利付社債20億ペソ)edge.pse.com.ph
- Daily TribuneメディアAlternergy loads up P2B for 762-MW buildouttribune.net.ph
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