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個人向け国債RTB32が9月29日から、最低5,000ペソで2年半物

KEY POINTS

ニュースの要点
財務省国庫局(BTr)が、2026年で初となる個人向け国債(RTB)の第32次発行を行います。募集は9月29日から10月7日、期間は2年半で、最低投資額は5,000ペソ。発行は10月12日、償還は2029年4月12日です。
この動きの意味
発行額は最低300億ペソです。国庫局長のSharon Almanza氏は、2025年8月の前回発行で集めた5,071億6,000万ペソの半分未満を目標としています。利率は9月29日のダッチ方式入札で決まり、市場は7%前後を見込んでいます。
今後の注目点
入札で決まる利率が7%を超えるか。米連邦準備制度の追加利上げ観測が国内金利にどこまで波及するか。GCash経由の購入がどの程度伸びるか。満期債の乗り換えがどれだけ集まるか。

フィリピン財務省国庫局(BTr)が、今年初となる個人向け国債(RTB)を売り出します。第32次発行、通称RTB32です。

項目内容
募集期間2026年9月29日〜10月7日(早期終了あり)
期間2年半
発行日2026年10月12日
償還日2029年4月12日
発行額最低 300億ペソ(約747億円)
最低投資額5,000ペソ(約1万2,450円)、以降5,000ペソ単位
利払い四半期ごと、各期間の末日に後払い

利息は30/360日ベースで計算されます。

利率は入札で決まる

RTB32の利率はまだ決まっていません。国庫局は、9月29日に政府証券公認ディーラー(GSED)を対象としたダッチ方式の入札で決めるとしています。

市場の見立ては分かれます。RCBCのチーフエコノミストMichael Ricafort氏は 7%を下回る水準とみており、世界の原油価格の下落が利回りの上昇を抑える可能性を指摘しました。一方、ある債券トレーダーは 7.05〜7.1% を予想しています。米連邦準備制度がさらなる金融引き締めの必要性を示唆していることが根拠です。

先週の流通市場では利回りが軒並み上がりました。2年債が2.56ベーシスポイント上がって6.6618%、3年債が2.05ベーシスポイント上がって6.9963%です。

前回の半分未満を狙う

国庫局長のSharon Almanza氏は、今回の調達目標を前回より小さく置いています。

2025年8月の前回発行(5年物)では 5,071億6,000万ペソが集まりました。今回はその半分未満を狙うとしています。これは同時に、政府が個人向け国債の制度を始めて 25年目にあたる発行でもあります。GCashのGBondsで買えるのは2回目です。

満期を迎える国債からの乗り換えも受け付けます。対象は10月20日満期のRTB 15-01、12月7日満期のFXTN 20-13、2027年1月4日満期のFXTN 03-30、2027年3月1日満期のRTB 15-02、2027年3月4日満期のRTB 05-15です。乗り換えの受付期間も9月29日から10月7日です。

国の資金調達の今の形

RTB32が出てくる背景には、政府の借入の組み立てがあります。

国庫局は9月の国内調達を最大3,800億ペソ(Tビル2,500億ペソ、国債1,300億ペソ)と計画しています。今年の財政赤字の上限は1兆6,590億ペソ、GDP比5.4%です。

債券市場の残高は14.5兆ペソまで積み上がった一方、新規発行は45%減りました。9月22日に予定していた5年物の大型国債は、ペソ安と金利上昇を受けて見直されています。金利が上がる局面で、期間を2年半と短めに設定したのは、その延長線上の判断と読めます。

個人向け国債は、政府の全額保証が付いた比較的低リスクの商品とされます。フィリピンに居住する日本人や現地法人にとっては、ペソ建ての運用先の一つになります。ただし購入には現地の証券口座か対応する決済アプリが要り、ペソ建てである以上は為替の変動をそのまま受けます。

換算は1ペソ=2.49円(2026年9月4日時点)で計算した目安である。

SOURCES / 出典

  1. BusinessWorldメディア
    Treasury borrowing rates may rise ahead of retail bond auctionbworldonline.com
  2. PhilSTARメディア
    At least P30 billion retail T-bonds up for grabsphilstar.com

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#国債#RTB#国庫局#金利#個人投資家#資金調達

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