内国歳入庁、海外向けオンライン賭博のHongshengを22億2,800万ペソの脱税で告発
KEY POINTS
- ニュースの要点
- フィリピン内国歳入庁(BIR)が8月6日、海外向けオンライン賭博事業を営んでいたHongsheng Gaming Technology Inc. を脱税で告発した。金額は22億2,775万9,311ペソ(約58億円)。対象は2021〜2023年の課税年度。
- この動きの意味
- 指摘は3点で、所得の過少申告、付加価値税(VAT)の適正申告の不履行、外国人従業員分の源泉徴収税の未徴収・未納付。BIRは申告額と政府記録の間に大きな差があったとしている。
- 今後の注目点
- 同種の告発が他の海外向けオンライン賭博事業者へ広がるか。徴収が実際にどこまで実現するか。撤退した事業者から回収する実務上の難しさ。
フィリピン内国歳入庁(BIR)が、海外の客を相手にしたオンライン賭博事業を営んでいた Hongsheng Gaming Technology Inc. を脱税で告発した。告発は8月6日付で、金額は22億2,775万9,311ペソ(約58億円)にのぼる。
対象は2021年から2023年の課税年度。BIRが挙げた違反は3点ある。
- 所得の過少申告 — 申告した収入と政府側の記録に大きな差があった
- 付加価値税(VAT) — 正しい税額を申告していなかった
- 源泉徴収税 — 外国人従業員分を徴収・納付していなかった
BIRの Charlito Martin R. Mendoza 長官は「正直な納税者には公平な競争条件が必要だ。フィリピンで事業を営み、ここで所得を得ながら、法が求める税を逃れてよい企業はない」と述べた。
今回の告発は、BIRが脱税者の摘発を目的に運用する「RATE(Run After Tax Evaders)プログラム」の一環にあたる。
フィリピンはPOGO(国内に拠点を置き、海外の客にオンライン賭博を提供する事業者)を段階的に禁止しており、多くの事業者が撤退した。今回のように、撤退後に課税の問題が表面化する例が続いている。
円換算は2026年8月21日時点のレート(1ドル=159円、1ペソ=2.6円)による目安です。
SOURCES / 出典
- Philippine Daily InquirerメディアHongsheng offshore gaming firm faces P2.228-B tax evasion casebusiness.inquirer.net
- The Philippine StarメディアBIR slaps P2.23 billion tax evasion case vs POGO firmphilstar.com
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