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Globeが制裁金に反論、情報通信省の8月評価では改善と主張

KEY POINTS

ニュースの要点
国家通信委員会(NTC)から1日10万ペソの制裁金を科されたGlobe Telecomが反論しました。情報通信技術省(DICT)の8月の通信事業者評価では、平均下り速度が45.9Mbpsと7月比5.1%増、1月の36.5Mbpsからは26%上がっているとしています。
この動きの意味
同じ8月〜9月について、規制当局のNTCは「改善が見られない」、主管官庁のDICTの評価では「改善している」という逆の結論になります。Globeは上半期に263億ペソを設備投資し、その91%をデータ関連に充てました。
今後の注目点
2つの評価の物差しの違いが説明されるか。NTCが隔週で行う再測定の結果。制裁金が実際に徴収されるか。DICT評価の算出方法が公開されるか。

1日10万ペソの制裁金を科されたGlobe Telecomが、NTCの判断に反論しました。

同社の最高サステナビリティ・企業広報責任者Yoly Crisanto氏は「サービスが改善していないというNTCの声明を懸念している。直近のDICT報告はその逆を示している」と述べています。

Globeが示した数字

根拠としているのは、情報通信技術省(DICT)の8月の通信事業者評価(Telco Report Card)です。

指標8月比較
平均下り速度45.9Mbps7月比5.1%増、1月(36.5Mbps)比26%増
通信品質スコア71.2前回69.2
遅延20ミリ秒横ばい
総合点81.51月比4.4ポイント増

ただし同社は、DICTがこの総合点をどう算出し、各指標をどう重み付けしているかを示していません。

設備投資は263億ペソ

Globeは上半期に 263億ペソ(約655億円)を設備投資に充て、その 91% をデータ関連に振り向けました。

具体的な施策として挙げているのが、停電時の自動対応技術です。近隣の基地局を自動で調整することで、障害発生時にデータ接続の最大50%を維持できるとしています。この仕組みがない場合は10%未満だといいます。

7月には、これまで通信が届いていなかった地理的に孤立し不利な条件にある52地域で移動体サービスを開始しました。DICTの接続事業で対象となる180地域すべてを満たしたことになります。

Ookla Speedtest Intelligenceでは、2024年下期から2026年上期まで4期連続で「最も安定した移動体事業者」に選ばれたとしています。

同じ月に、逆の結論が出ている

この一件が示しているのは、フィリピンの通信品質をめぐって 2つの物差しが並立しているということです。

NTCは第1四半期と第2四半期に問題ありとした首都圏の地点を9月に測り直し、状況がほとんど変わっていないと判断しました。指摘した地点はマニラ、マカティ、ケソン市です。対してGlobeが持ち出すDICTの評価は、全国規模の平均値で見た改善を示しています。

地点を絞った測定と、全国平均。どちらも間違ってはいないことがありえます。弱い場所が弱いままでも、全体の平均は上がるからです。ただし、利用する側にとって効くのは前者です。

Globe以外の2社の反応も分かれました。Smartは「説明を求める書面を受け取っていない」として即答を避け、DITOからは報道時点で回答が出ていません。

首都圏にオフィスを置く企業にとっては、全国平均より、自社の所在地がどちらの評価に入るかのほうが実務的な問題になります。

換算は1ペソ=2.49円(2026年9月4日時点)で計算した目安である。

SOURCES / 出典

  1. BusinessWorldメディア
    Globe cites 26% rise in download speed since Januarybworldonline.com
  2. The Manila Timesメディア
    Globe disputes NTC claim of poor servicesmanilatimes.net
  3. The Manila Timesメディア
    Globe touts improved network performancemanilatimes.net

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#Globe#NTC#DICT#通信品質#設備投資#規制

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