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セブの内航海運が上期純利益155%増、船を2隻足しただけ

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ニュースの要点
12月の上場を予定するセブの内航海運Aznar Shippingが、2026年上期の売上が110%増の2億1,099万ペソ、純利益が155%増の5,319万ペソだったと開示しました。EBITDAは97%増の1億312万ペソです。
この動きの意味
伸びの理由は単純で、船を2隻足して運べる量を増やしました。売上の86%は車両とロールオン・ロールオフ貨物で、旅客は14%です。人を運ぶ会社ではなく、物と車を運ぶ会社だという構図がはっきりします。
今後の注目点
12月1〜8日の募集で予定どおり6億7,000万ペソを集められるか。追加した船の稼働が下期も続くか。GCashの上場と時期が重なることの影響。

12月の上場を予定するセブの内航海運 Aznar Shippingが、2026年上期の実績を開示しました。

2026年上期前年同期
売上2億1,099万ペソ(約5億3,000万円)1億59万ペソ(110%増
純利益5,319万ペソ(約1億3,200万円)2,085万ペソ(155%増
EBITDA1億312万ペソ(約2億5,700万円)5,241万ペソ(97%増)

伸びた理由は単純だった

中身は分かりやすいものです。船を2隻足しました

船名就航航路
MV Manoling 6セブ〜西ネグロス
MV Alexander 1セブ〜レイテ

これで旅客とロールオン・ロールオフ貨物(車両をそのまま載せる方式)の輸送力が増え、売上と利益がほぼ倍増しました。

船を足せば売上が増える、という単純な事業です。逆に言えば、伸ばすには船を買い続ける必要があります。上場で集める資金の使い道も、そこにあります。

何を運んでいるのか

売上の構成が、この会社の性格を示しています。

売上に占める比率
ロールオン・ロールオフ貨物と車両86%
旅客14%

人を運ぶ会社ではなく、物と車を運ぶ会社です。9月14日の上場申請の時点では9隻でビサヤの8港に寄港するとしていました。

最高経営責任者のKyle Alexander C. Aznar氏は「上期の実績は、我々が投入した輸送力の追加と、ビサヤの島々のあいだで物・車両・人を動かす需要の持続を映している」と述べています。

上場の条件

計画は前回の申請どおりです。

  • 新株を最大 10億株、1株 0.67ペソ
  • 調達額は最大 6億7,000万ペソ(約16億7,000万円)
  • 追加割当として既存株を最大1億株
  • 募集は 12月1〜8日、上場は 12月18日

10月にはGCashを運営するMyntの史上最大の上場が控えます。規模が200分の1以下の案件が、その直後に出ることになります。

Aznar氏はこの点について「我々の事業と市場への確信……我々には基礎がある。数字だけが証明する」と述べました。

日系企業にとっての読みどころ

読みどころは、ビサヤの物流の実像です。

売上の86%が車両とロールオン・ロールオフ貨物という構成は、島と島のあいだをトラックがそのまま渡っていることを意味します。セブやネグロス、レイテに拠点を持つ企業にとって、この輸送力は納期と在庫の前提です。

ビサヤは電力の供給が不安定な状態が続いており、拠点を置く判断には制約があります。一方で輸送の側は、こうした事業者が船を足すことで少しずつ厚くなっています。

換算の基準は1ペソ2.49円(2026年9月4日時点)です。

SOURCES / 出典

  1. Daily Tribuneメディア
    Aznar Shipping doubles revenue, eyes P670M IPO raisetribune.net.ph
  2. PhilSTARメディア
    Cebu shipping firm files P737 million IPOphilstar.com

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#Aznar Shipping#海運#セブ#ビサヤ#IPO#物流

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