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Ayala Land、1〜9月は18%減益の175億ペソ、住宅の販売が落ち賃貸とホテルが支える

KEY POINTS

ニュースの要点
フィリピン最大の不動産会社Ayala Landの2026年1〜9月の純利益は、前年同期比18.2%減の175億ペソでした。売上は10.3%減の1,092億ペソで、7〜9月は売上342億ペソ、純利益60億ペソと4〜6月並みでした。
この動きの意味
減益の原因は住宅やオフィスの分譲で、売上が24.1%減りました。一方で商業施設・オフィス・ホテルの賃貸収入は8%伸び、継続収入が利益(EBITDA)の55%を占めるまでになっています。最大手が売り切り型から賃貸収入型へ重心を移しており、住宅とオフィスの販売の弱さを映しています。
今後の注目点
2027年は300億ペソ分の住宅を発売し、すべて戸建て用地で多くはマニラ首都圏の外、価格2,000万ペソ未満が中心です。売れ残りの在庫を減らした後、地方の中価格帯で需要を掘り起こせるかを見ます。

フィリピン最大の不動産会社Ayala Landの2026年1〜9月の純利益は 175億ペソ(約436億円)で、前年同期の214億ペソから18.2%減りました。売上は10.3%減の1,092億ペソ(約2,700億円)です。11月5日に証券取引所(PSE)へ開示しました。

7〜9月だけでは売上342億ペソ、純利益60億ペソで、4〜6月とほぼ同じ水準でした。Anna Ma. Margarita Bautista-Dy社長は「逆風のなかでも7〜9月は安定した利益を上げた」とし、賃貸収入を軸にした事業の多様化を続けると述べています。

Ayala Landは9,000ヘクタールを超える土地を持ち、マカティやボニファシオ・グローバル・シティ(BGC)、ヌバリなど全国54か所の街区を開発してきました。

分譲が落ち、賃貸が伸びた

事業2026年1〜9月前年同期比
分譲(住宅・オフィス・区画)576億ペソ24.1%減
賃貸・ホテル378億ペソ8%増
うち商業施設182億ペソ10%増(前年の資産売却の影響を除く)
うちホテル89億ペソ20%増
うちオフィス賃貸94億ペソ―
うち倉庫・冷蔵倉庫13億ペソ12%増

減益の原因は分譲事業です。BusinessWorldによると、住宅とオフィスの販売が弱く、売上が24.1%減りました。1〜9月の販売契約額は777億ペソ、月平均86億ペソで、高級住宅と商業・工業用の区画が7〜9月の契約を支えています。

一方、商業施設・オフィス・ホテルの賃貸は入居率の改善で伸びました。改装した旗艦モールでテナントの売上が増え、ホテルは改装したホテル・リゾートの運営改善で20%増えています。賃貸などの継続収入がEBITDA(利払い・税・償却前利益)に占める割合は 55% で、前年の44%から上がりました。

投資も賃貸へ寄せる

1〜9月の設備投資は531億ペソで19%減りましたが、そのうち賃貸向けの比率は36%と前年の28%から上がりました。7〜9月には手元資金で借入を84億ペソ返済し、純負債の自己資本に対する比率は0.78倍に下がっています。年間の配当は101億ペソで19%増やしました。

2027年は地方の戸建て用地を300億ペソ分

BusinessWorldによると、Bautista-Dy社長は11月5日の会見で、2027年に 300億ペソ(約750億円)分の住宅を発売すると述べました。すべて戸建て用の区画で、多くはマニラ首都圏の外、かなりの部分を2,000万ペソ(約5,000万円)未満にするとしています。「需要が強いのはその価格帯だ」という説明です。

Ayala Landはここ数年、売れ残りの在庫を減らすため新規の発売を絞ってきました。2026年もヌバリの「Sereneo」やバタンガス州リパの「South Palm Grove」など、戸建て用地の続きの区画を中心に発売しています。社長は来年の成長の多くは賃貸事業から来るとの見方も示しました。観光分野では、中価格帯のホテルにも力を入れています。

換算は1ペソ=2.49円(2026年9月4日時点)で計算した目安です。

SOURCES / 出典

  1. Ayala Land(PSE Edge 適時開示)企業公式一次情報
    Ayala Land Achieves Php17.5B Net Income for 9M 2026edge.pse.com.ph
  2. BusinessWorldメディア
    Ayala Land nine-month profit falls 18% on weaker property salesbworldonline.com

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#Ayala Land#アヤラ#不動産#決算#商業施設#住宅

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