MPTCとサンミゲルの有料道路統合、年内の契約締結を目指し資産評価が最終段階に
KEY POINTS
- ニュースの要点
- MPTCとサンミゲルは、国内の有料道路事業を合弁会社にまとめる統合契約を年内に結ぶことを目指しています。MPTCのパンギリナン会長が28日、資産評価の数字は提出済みで最終段階だと述べました。
- この動きの意味
- ルソン島の主要な高速道路の多くを運営する2社が、国内事業を1つにまとめます。当初は2026年7〜9月の完了を目指していたので、予定は後ろにずれています。契約後も規制当局と政府の承認が要ります。
- 今後の注目点
- 双方の資産評価で合意できるか。サンミゲル55%・MPTC45%とされる出資比率が確定するか。規制当局が統合をどう審査するか。
フィリピンの有料道路大手2社、Metro Pacific Tollways(MPTC)とサンミゲル(San Miguel Corp.、SMC)が、国内の有料道路事業を統合する契約を年内に結ぶことを目指しています。MPTCのManuel V. Pangilinan会長が28日、決算説明会の場で記者団に明らかにしました。
同氏は、両社の有料道路資産の評価が最終段階にあり、数字は提出済みだと説明しました。今後、互いの評価額について話し合い、合意できれば締結に進むといいます。「規制当局と政府の承認を経る必要があるので、年内に契約を結びたい」と述べています。
当初の予定より遅れている
BusinessWorldによると、両社は当初、2026年7〜9月の取引完了を目指していました。統合は両社の国内事業を合弁会社にまとめるもので、MPTCのインドネシアとベトナムの事業は含みません。
Pangilinan氏はこれまで、出資比率はSMC側が55%、MPTC側が45%になる可能性を示しており、統合会社はSMCのRamon S. Ang会長が率いる見通しです。最終的な比率は、評価額の交渉で決まります。MPTCの上半期決算の時点でも統合の検討は続いていました。
| 会社 | 主な有料道路 |
|---|---|
| MPTC | 北ルソン高速(NLEX)、スービック・クラーク・タルラック高速(SCTEX)、NLEXコネクター、マニラ・カビテ高速(CAVITEX)、カビテ・ラグナ高速(CALAX)、セブ・コルドバ連絡橋(CCLEX) |
| SMC | 南ルソン高速(SLEX)、スカイウェイ、タルラック・パンガシナン・ラウニオン高速(TPLEX)、南タガログ幹線道路(STAR)、マニラ空港高速(NAIAX) |
GMA Newsによると、両社は2023年8月にカビテ・バタンガス高速(CBEX)とナスグブ・バウアン高速(NBEX)を共同で建設することで合意しており、総事業費は720億ペソ(約1,790億円)です。統合の構想は2023年11月に初めて明らかにされました。
MPTCは、香港のFirst Pacific傘下のMetro Pacific Investments(MPIC)の有料道路部門です。
換算の基準は1ペソ2.49円(2026年9月4日時点)です。
SOURCES / 出典
- BusinessWorldメディアMPTC, SMC eye year-end signing of tollway merger dealbworldonline.com
- GMA NewsメディアMVP sees MPTC-SMC tollway merger deal sealed by end of 2026gmanetwork.com
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