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マニラの一等地オフィスは、アジア太平洋24市場で3番目に安い

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ニュースの要点
Knight Frankの集計で、マニラの一等地オフィスの入居コストは1平方フィートあたり年27.87ドルとなり、アジア太平洋の24市場で3番目に低かった。Colliersによれば、2026年4〜6月期の首都圏の成約面積は14万5,000平方メートルで前期比24%減、上期の首都圏の空室率は19%である。
この動きの意味
安いのは需要が弱いからでもある。ただし進出を検討する企業から見れば、条件の良い床を域内でもっとも低い費用で押さえられる状況が続いている。当媒体が前日に伝えたケソン市の空室55%も、同じ状況を別の角度から示している。
今後の注目点
下期に持ち越された成約が実際に決まるか。行政命令45号でPEZA認定の床がどこまで増えるか。地方の需要が2022年水準の弱さから戻るか。

不動産サービスの Knight Frank がまとめたアジア太平洋のオフィス調査で、マニラの一等地オフィスの入居コストが 1平方フィートあたり年27.87ドル となった。調査対象24市場のうち3番目に低い 水準である。

1平方メートルあたり月額に直すと約25ドル(約4,000円)になる(編集部の換算)。入居コストには賃料のほか共益費なども含まれる。

賃料そのものは下がっている。マニラの一等地の表面賃料は前年同期比0.9%減、前期比1.9%減だった。同じ期間、アジア太平洋全体の賃料指数は前期比0.6%上がっている。域内で上がるなか、マニラだけ下がっている。

4〜6月期の成約は前期比24%減

安さの理由は需要の弱さにある。Colliers の集計を見る。

指標2026年
首都圏の成約面積(1〜6月)33万6,000平方メートル
うち4〜6月期14万5,000平方メートル・前期比24%減
首都圏の空室率(上期)19%(前年同期は20%)
地方の成約面積(1〜6月)6万5,000平方メートル(前年同期は15万9,000平方メートル)

Colliersは、4〜6月期の弱さを 中東情勢による意思決定の先送り だと説明する。企業が費用と時期を見直し、移転や拡張よりも契約更新を優先した。解約は通常の水準にとどまり、契約満了に伴うものが中心で、大規模な縮小や解約は起きていないという。

地方は首都圏より厳しい。上期の成約は6万5,000平方メートルで、2022年以来もっとも弱い上期 となった。イロイロが2万2,000平方メートルで最も多く、セブが1万9,000平方メートルで続く。セブはIT Parkとビジネスパークの空き床が限られていることが制約になっている。

首都圏のなかではマカティCBDが6万5,000平方メートルで最も多く、フォート・ボニファシオが6万3,000平方メートル。マンダルヨンが4万7,000平方メートルと最も改善した。借り手は従来型の企業が最も多く、外部委託事業者とグローバル・ケイパビリティ・センター(GCC)が続く。

回復の材料もある

Colliersは、フレキシブルオフィスと運営付きの床が伸びていることを挙げた。加えて 行政命令45号 により、首都圏でPEZA(フィリピン経済区庁)の認定を受けられる床が増える見通しで、IT-BPMとGCCの需要を受け止められるとみている。

当媒体は前日、ケソン市のオフィスの55%が未契約で、その83%がPEZA認定床であることを伝えた。認定床を増やす政策と、認定床が余っている現状が同時に進んでいる。


円換算は2026年8月21日時点のレート(1ドル=159円、1ペソ=2.6円)による目安です。

SOURCES / 出典

  1. BusinessWorldメディア
    Knight Frank: Manila's prime office occupancy cost third lowest in Asia-Pacific in Q2bworldonline.com
  2. BusinessWorld(Colliers Insights)メディア
    Slower Q2, but office market stays resilient — Colliersbworldonline.com

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#オフィス#賃料#BPO#Colliers#Knight Frank

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