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EastWest銀行の1〜9月純利益は24%減の50億ペソ、貸倒れへの備えが重荷

KEY POINTS

ニュースの要点
East West Banking Corp.(EastWest)の1〜9月の純利益は50億ペソで、前年同期の66億ペソから24%減りました。引当前の業務利益は24%増の224億ペソでしたが、貸倒引当金に159億ペソを積みました。
この動きの意味
本業は伸びているのに、景気の悪化で返済が滞るリスクに備える費用が利益を食っています。物価高と利上げが、借り手の返済能力を通じて銀行の決算に表れ始めています。
今後の注目点
計画している90億ペソの株主割当増資の条件と時期が次の材料です。不良債権に対する引当の比率(現在90%)がどこまで上がるか、7〜9月の四半期報告で引当の中身が分かるかを見ます。

フィリピンの商業銀行East West Banking Corp.(EastWest)の2026年1〜9月の純利益は 50億ペソ(約125億円)でした。10月30日にフィリピン証券取引所の適時開示で公表しました。Manila Timesによると、前年同期の66億ペソから24.2%の減益です。

EastWestは、不動産や銀行、ホテル、電力などを手がける財閥Filinvest Development Corp.の子会社です。

本業は伸び、引当金が利益を削った

減益の理由は、貸倒れに備えて積んだ引当金です。1〜9月に 159億ペソ(約396億円)を積みました。同行は「より厳しく不確かな経済環境のなかで信用リスクが高まった」ためと説明しています。不良債権に対する引当の比率は90%です。

一方、本業の稼ぎは伸びています。

1〜9月2026年前年同期比
純収益434億ペソ16%増
うち利息収入(純額)362億ペソ22%増
うち手数料収入58億ペソ10%増
経費210億ペソ10%増
引当前の業務利益224億ペソ24%増
純利益50億ペソ24%減

経費の伸びが収益の伸びを下回り、経費率は51.4%から48.4%に下がりました。Jerry Ngo最高経営責任者は「本業は健全で、収益の伸びと効率の改善によって利益を確保できている」と述べています。

増資で資本を厚くする

総資産は14%増の6,318億ペソ、貸出は11%増の3,999億ペソ、預金は12%増の4,664億ペソでした。富裕層向けの「EastWest Priority」の預かり資産は35%増の1,450億ペソです。

自己資本比率は12.2%、普通株式等Tier1比率は11.4%で、いずれも規制の下限を上回っています。同行は8月に決めた90億ペソの株主割当増資で、さらに資本を厚くするとしています。

同じ時期に最大手のBDOは1〜9月の純利益が横ばいでした。銀行全体の不良債権比率は9月に3.27%へ下がっていますが、EastWestは先の貸倒れへの備えを厚くし、その分を利益で吸収しました。

換算の基準は1ペソ2.49円(2026年9月4日時点)です。

SOURCES / 出典

  1. East West Banking Corp.(PSE Edge 適時開示)企業公式一次情報
    EastWest's nine-month net income at P5.0 billionedge.pse.com.ph
  2. マニラ・タイムズ(The Manila Times)メディア
    EastWest Jan-Sept profit drops on higher provisionsmanilatimes.net

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#EastWest#Filinvest#銀行#決算#引当金

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