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カラバルソンの最低賃金が10月26日から最大45ペソ増、156万人対象

KEY POINTS

ニュースの要点
カラバルソン地方(第4A地方)の三者構成賃金生産性委員会が賃金令IVA-23を決め、10月10日に公表しました。最低賃金は10月26日から1日あたり最大45ペソ(約112円)、月額では最大1,170ペソ(約2,913円)上がります。対象は156万人を超える最低賃金労働者です。
この動きの意味
カラバルソンはカビテ、ラグナ、バタンガス、リサール、ケソンからなり、経済特区と工場が集まる地域です。日系の製造業も多く置かれています。現行の最低賃金は1日508〜600ペソで、上げ幅は産業と市町村の区分で変わります。
今後の注目点
産業別・地域別の実際の上げ幅(公式の賃金令の本文に記載)。労働雇用省の第4A地方事務所による順守の確認。首都圏に続く地方の賃金改定の連鎖。物価上昇率7.2%との差。

カラバルソン地方(第4A地方)の最低賃金が、10月26日から上がります。三者構成賃金生産性委員会(RTWPB 4A)が10月10日に公表した賃金令IVA-23によるものです。

上げ幅

項目内容
1日あたり最大 45ペソ(約112円)
月額換算最大1,170ペソ(約2,913円)
適用開始2026年10月26日
対象156万人超の最低賃金労働者
現行1日508〜600ペソ(約1,265〜1,494円)

全員が45ペソ上がるわけではありません。働く産業と、勤務先の市町村の区分によって額が変わります。委員会は公表時に産業別・地域別の内訳を出しておらず、公式の賃金令の本文に記載があるとしています。

根拠法は共和国法6727号(賃金合理化法)です。

家事労働者も

デイリー・トリビューンによれば、家事労働者の月額最低賃金も同じ10月26日から上がります。

項目金額
改定前6,750ペソ(約16,808円)
改定後7,500ペソ(約18,675円)
上げ幅750ペソ(約1,868円)

対象はカラバルソンのカビテ、ラグナ、バタンガス、リサール、ケソンのおよそ20万1,000人です。

前回との比較

前回の賃金令IVA-22は、1日25〜100ペソ(約62〜249円)の引き上げを2回に分けて実施しました。1回目が2025年10月5日、2回目が2026年4月1日です。今回はその半年後にあたります。

  1. 2025年10月5日賃金令IVA-22の1回目

    1日25〜100ペソの引き上げを2回に分けて実施

  2. 2026年4月1日賃金令IVA-22の2回目

    現行の1日508〜600ペソに

  3. 2026年10月26日賃金令IVA-23

    1日最大45ペソ増。家事労働者は月750ペソ増

決めたのは誰か

新しい賃金を決めた会合を率いたのは、全国賃金生産性委員会(NWPC)の委員長を務める労働雇用長官のFrancis Tolentino氏です。同委員会には労働者側、使用者側、政府の代表が入ります。

Tolentino長官は、労働雇用省のカラバルソン地方事務所が事業所を注意深く見て、順守を確かめると述べました。

GMAニュースによれば、委員会は地域の社会経済の状況を評価したうえでの決定だとしています。

日本企業が見るところ

カラバルソンは、フィリピンの製造業の集積地です。経済特区が並び、日系の工場も数多く置かれています。最低賃金の改定は、直接の対象が最低賃金労働者であっても、賃金表全体の底上げ圧力として波及します。

改定が続いていることにも注意が要ります。2025年10月、2026年4月、そして2026年10月。1年のあいだに3度です。

背景には物価があります。9月の物価上昇率は7.2%と3年半ぶりの高さになりました。食品、交通、電気の値上がりが大きく、首都圏でも9月26日から1日60ペソ(約149円)の引き上げが行われたばかりです。

実際の上げ幅は、工場がどの市町村にあるかで変わります。自社の該当額は、公式の賃金令を確認する必要があります。

為替は1ペソ2.49円(2026年9月4日時点)で換算した。

SOURCES / 出典

  1. The Philippine Starメディア
    CALABARZON minimum wage earners get up to P45 daily raisephilstar.com
  2. GMA News Onlineメディア
    DOLE: CALABARZON minimum wage up by P45 on Oct. 26, 2026gmanetwork.com
  3. Daily Tribuneメディア
    201,000 CALABARZON domestic workers to get P750 wage hiketribune.net.ph

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#最低賃金#カラバルソン#労働雇用省#人件費#製造業#規制

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