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SM Warehouses、パシグに4万㎡の物流施設をShopee系へ引き渡し 保有地の活用先を物流に

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ニュースの要点
SM Prime傘下のSM Warehousesが、パシグに4万平方メートルの物流施設をShopee系のSPX ExpressとScommerce Philippinesへ引き渡した。ラグナの13万平方メートルの倉庫群でも、SPXが約8.6万平方メートルを複数年契約で借りている。
この動きの意味
EC事業者が自前で倉庫を建てず、不動産デベロッパーの土地と建物を借りて配送網を組む形が定着してきた。SM側は保有地の活用先として物流を位置づけており、双方の利害が噛み合っている。
今後の注目点
セブなど地方への展開が実際に動くか。3PL中心のテナント構成のままか、build-to-suitで製造業を取り込む方向に広がるか。

SM Prime Holdings傘下のSM Warehousesが、物流・倉庫需要の高まりを受けて拠点を広げている。直近ではパシグに4万平方メートルの施設を新設し、Shopeeの物流を担うSPX ExpressとScommerce Philippines Inc.へ引き渡した。

SPXは東南アジア、台湾、ブラジルで配送サービスを提供する事業者で、SM Primeがラグナに持つ13万平方メートルのSilangan Warehouse複合施設でも、約8万6,000平方メートルを複数年契約で借りている。

保有地の活用先として物流を選ぶ

SM Primeの商業不動産グループで事業部門を率いるアレクシス・オルティガ氏は、物流ポートフォリオについて「いまはSM Primeの保有地を最大限に活用する方向で組んでいる。それは全国が対象で、セブほど南でも機会があれば必ず検討する」と述べた。テナントとしては「サードパーティ物流事業者、ECプラットフォーム、地域倉庫を想定している」という。

SM Warehousesが提供するのは5,000平方メートルから12万平方メートル超までの大型物流・配送スペースで、即入居可能な建物、更地、要望に合わせたbuild-to-suit施設を用意する。工業団地を自ら開発する計画はないが、製造業向けのbuild-to-suitには対応できるとしている。

「今すぐ欲しい」がラストマイル拠点を要求する

需要が伸びる理由について、オルティガ氏は消費者側の変化を挙げる。「注文した商品をすぐ受け取りたいという新しい世代の消費者が増えている。そのためには、注文の多い都市の近くに配送センターとラストマイル拠点が必要になる」。これらの拠点は、より多くの在庫を持つが都市から遠い地域倉庫を補完する位置づけだという。「Z世代やミレニアル世代という若い人口構成を考えると、ECは伸び続け、それが産業用・物流用スペースの需要を支える」とも述べた。

この構図は、フィリピンのEC市場が「配送網を自前で持つ競争」から「不動産を借りて速さを買う競争」へ移りつつあることを示している。土地を持つ側にとっては、モール開発とは別の収益源として物流が現実的な選択肢になった。フィリピンへ物流や小売で参入を検討する企業にとっては、自社で用地を探すより既存デベロッパーの区画を借りる方が早い、という前提が成り立ちつつある。

SOURCES / 出典

  1. PhilSTARメディア
    SM Warehouses scales up logistics footprintphilstar.com
  2. Philippine Daily Inquirerメディア
    SM Prime expands logistics footprint for Shopee partnersbusiness.inquirer.net
#物流#EC#SM Prime#Shopee

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