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フィリピン証券取引所、2027年までに取引システム刷新へ28.4億ペソを投じる

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ニュースの要点
フィリピン証券取引所(PSE)が、7つのシステム刷新に総額28億4,500万ペソ(約74億円)を投じる計画を投資家向け説明会で示した。取引エンジン、清算、保管振替、開示、監視の各基盤を入れ替え、2027年までに完了させる。
この動きの意味
取引所の基盤を丸ごと入れ替える規模になる。13のシステムを統合し、売買後の処理を2027年までに1つにまとめる。フィリピンの資本市場が抱える処理の分散を、技術側から解こうとする動きにあたる。
今後の注目点
第4四半期に予定する「One Share, One Lot」(1株単位の売買)の導入。債券系ETFやデリバティブなど新商品の検討がどこまで進むか。

フィリピン証券取引所(PSE)が、システム刷新に総額 28億4,500万ペソ(約74億円) を投じる計画を明らかにした。投資家向け説明会「STAR Investor Day」で示したもので、7つのプロジェクトからなる。完了目標は2027年である。

何にいくら使うか

対象概算額
取引エンジン約9億4,000万ペソ(約24億円)
清算システム約8億9,000万ペソ(約23億円)
中央保管振替システム(PDTC)約4億5,000万ペソ(約12億円)
開示プラットフォーム(XBRL形式)約2億6,000万ペソ(約6.8億円)
監視システム(CMIC)約1億5,000万ペソ(約3.9億円)
バックオフィスの改修約8,000万ペソ(約2.1億円)
AI関連の取り組み約7,500万ペソ(約2.0億円)

取引の入り口から売買後の処理、開示、不正監視まで、取引所の基盤をひと通り入れ替える構成になっている。

13のシステムを1つにまとめる

もう一つの柱が統合である。Philippine Dealing System Holdings Corp.(PDS)との統合を進め、13のシステムとプラットフォームを集約する。売買後の処理は2027年までに単一のシステムにまとめる方針としている。

社長兼最高経営責任者の Ramon Monzon 氏は「私たちの使命は、取引所のプラットフォームが最新の状態であり続けるようにすることだ」と述べた。

第4四半期には「One Share, One Lot」の導入を目指す。売買単位を1株に統一する仕組みで、小口の投資家が参加しやすくなる。債券系のETFやデリバティブといった新しい商品も検討対象に挙げている。


円換算は2026年8月21日時点のレート(1ドル=159円、1ペソ=2.6円)による目安です。

SOURCES / 出典

  1. Philippine Daily Inquirerメディア
    PSE investments in technology reach nearly P2.9 billionbusiness.inquirer.net
  2. The Philippine Starメディア
    PSE ramps up PDS integrationphilstar.com
#証券取引所#システム投資#PSE#資本市場

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