FTSEの見直しでBPIとSM Primeが大型株から中型株へ、9月第3金曜から適用
KEY POINTS
- ニュースの要点
- FTSEの半期見直しで、BPIとSM Primeが大型株から中型株へ、Converge ICTとMegaworldが中型株から小型株へ移る。Bloomberry ResortsとCebu Airは小型株から外れ、Cebu Airは超小型株になった。Emperadorが小型株に復帰する。適用は9月の第3金曜から。
- この動きの意味
- 指数の区分は時価総額と売買のしやすさで決まる。フィリピンの主要銘柄が下の区分へ動いたということは、この市場の規模と流動性が相対的に縮んでいることを意味する。当媒体が前日に書いた上場企業の退出の話と、同じ方向を向いている。
- 今後の注目点
- 次の半期見直しで区分がさらに下がるか。GCashを運営するMyntが10月に上場した場合、指数への採用がいつになるか。
指数を提供する FTSE Russell の半期見直しで、フィリピンの主要銘柄が下の区分へ移ることになった。8月21日に公表されたアジア太平洋(日本・中国を除く)地域指数の見直しによるもので、適用は9月の第3金曜 からとなる。
下がった銘柄が目立つ
| 銘柄 | 動き |
|---|---|
| BPI(バンク・オブ・ザ・フィリピン・アイランズ) | 大型株 → 中型株 |
| SM Prime Holdings | 大型株 → 中型株 |
| Converge ICT | 中型株 → 小型株 |
| Megaworld | 中型株 → 小型株 |
| Bloomberry Resorts | 小型株から除外 |
| Cebu Air(セブパシフィック航空) | 小型株から除外 → 超小型株 |
上がった側は限られる。Emperador が小型株として指数に復帰し、Alliance Global Group、Apex Mining、Bloomberry Resorts、DDMP REIT、OceanaGold Philippines、RFM、Alpha Integrated REIT が超小型株に採用された。
Emperadorは取引所への開示で、超小型株ではなく 小型株 としての復帰であることを明らかにしている。
指数の区分は何で決まるか
FTSEは銘柄を時価総額の順に並べ、実際に売買できる株の量(投資可能時価総額)を審査したうえで区分に割り当てる。区分が下がるということは、時価総額が減ったか、売買できる株が減ったか、あるいは他国の銘柄に追い抜かれたかのいずれかになる。
Bloomberry ResortsとCebu Airは、投資可能時価総額の要件を満たせずに小型株から外れた。
資金の流出入への影響は限定的
Trading Edge の Ron Acoba 氏は、今回の入れ替えが資金の動きに与える影響は小さいとみる。小型株の指数に連動する運用資産が ほとんど存在しない ためで、連動型ファンドの大半は大型株の指数を追っている。
つまり実務上の売買はさほど起きない。ただし 意味は残る。指数の区分は、この市場が世界の投資家からどう見えているかの目盛りである。
当媒体は前日、3年で10社が上場廃止になり、2026年は8月まで新規上場がゼロだったことを書いた。今回の入れ替えは、その動きを外側から測った結果にあたる。
円換算は2026年8月21日時点のレート(1ドル=159円、1ペソ=2.6円)による目安です。
SOURCES / 出典
- Philippine Daily InquirerメディアFTSE drops BPI, SM to mid cap rosterbusiness.inquirer.net
- BusinessWorldメディアEmperador re-enters FTSE index, settles ELS shares for P1.4 billionbworldonline.com
- PSE Edge(Emperador Inc.)企業公式一次情報Emperador Inc.: FTSE Global Equity Index Series への小型株としての復帰(適時開示)edge.pse.com.ph
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