タイCP系の卸売店Makro、約20年ぶりにフィリピンへ。Ayalaの4開発地に出店
KEY POINTS
- ニュースの要点
- AyalaとタイのCP Axtraの合弁が運営する卸売店Makroが、Ayala Landの4つの開発地に出店する契約を結んだ。ケソン市Cloverleaf、ラグナ州ビニャンのBroadfield、タギッグ市Arca South、カビテ州カウィットのEvo Cityで、開業は2026年第4四半期から2027年第1四半期を見込む。
- この動きの意味
- Makroのフィリピン進出は約20年ぶりの再参入にあたる。3か所は土地をAyala Landが持ち続けたままMakroが単独店舗を建てて運営する形で、Arca Southでは商業施設の主要テナントとして入る。タイの小売大手が、財閥の開発地を足がかりに面を取りにいく構図になる。
- 今後の注目点
- 第4四半期の開業が予定どおり進むか。会員制の卸売という業態がフィリピンの小規模事業者にどこまで受け入れられるか。4店の先に何店を置くか。
会員制の卸売店 Makro が、Ayala Land の4つの開発地に出店する。運営するのは Ayala Corporation とタイの CP Axtra の合弁で、Makroのフィリピン進出は 約20年ぶりの再参入 にあたる。
| 出店地 | 場所 | 入り方 |
|---|---|---|
| Cloverleaf | ケソン市バリンタワク | 土地はAyala Landが保有し、Makroが単独店舗を建てて運営 |
| Broadfield | ラグナ州ビニャン | 同上 |
| Evo City | カビテ州カウィット | 同上 |
| Arca South | タギッグ市(74ヘクタール) | Ayala Malls Arca South の主要テナント として入居 |
開業は 2026年第4四半期から2027年第1四半期 を見込む。
土地は持ったまま、建物は相手に建てさせる
4か所のうち3か所は、Ayala Landが土地の所有を続けたままMakroが建物を建てて運営する形をとる。開発会社にとっては投資を抑えて賃料収入を得る形で、Makroにとっては大型の売り場を自社仕様で作れる形になる。
Arca Southだけは扱いが違い、74ヘクタールの複合開発のなかにある商業施設に主要テナントとして入る。
Ayala Landの地域開発責任者 Christopher Maglanoc 氏は、今回の契約について「Ayala Landの開発地が、生活と事業と商業が集まる戦略的な入り口として機能していることを示すもの」と述べた。
いずれの立地も幹線道路沿いで、住宅と商業の集まる地域にある。
売るものと売り方
Makroは生鮮食品と加工食品、輸入品、食品以外の日用品を扱う。実店舗とECを組み合わせ、事業者と一般家庭の両方を対象にする。
事業者向けの卸売と個人向けの小売を1つの売り場で成立させる業態で、フィリピンでは飲食店や小規模な小売店の仕入れ先として位置づけられる。
投資額と、4店の先の出店計画は公表されていない。
円換算は2026年8月21日時点のレート(1ドル=159円、1ペソ=2.6円)による目安です。
SOURCES / 出典
- Philippine Daily InquirerメディアWholesale chain Makro opens in 4 Ayala estatesbusiness.inquirer.net
- RapplerメディアMakro to return to PH after nearly 20 years, with 4 Ayala estate locationsrappler.com
参考(本文の補足)
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