フィリピン国内のデジタル取引は過去1年間で飛躍的に増加し、GCashは現在、全国のフィリピン人のほぼ3人に1人が利用しています。
GCashの運営者であり、Globe Telecom Inc.の子会社であるMyntは声明の中で、登録ユーザー数は2020年末には3300万人を超え、2019年末に記録された2000万人のユーザー数と比較して65%増加したと述べました。
「フィリピンで最も利用されているモバイルウォレットであるGCashは、昨年、取引額が1兆ペソを超え、ピーク時には1日の総取引額が75億ペソ、600万以上の取引があり、目標を上回りました。取引には、キャッシュイン、支払い、銀行取引、送金などが含まれます」とMyntは述べています。
App Annieの調査によると、GCashはフィリピン国内No.1の金融アプリとなり、AndroidとiOSプラットフォームの両方でトップアプリにランクインしました。
MyntのCEOであるMartha Sazo氏は、「同社がフィリピンでデジタル金融サービスを提供する上で"先駆者"として台頭してきました」とコメントしました。
「GCashは、コロナ禍で様々な規制がある中で、安全で便利な取引を可能にし、より多くのフィリピン人にデジタル金融ツールやサービスを提供し続けています」と付け加えました。
屋台で魚を販売している漁師までにも、GCash の普及が進んでいます。
これは、「すべての人のための金融」というMyntのビジョンに向けて、GCashがどのように機能しているかを表しています。
フィリピン中央銀行(Bangko Sentral ng Pilipinas)は、2023年までに小売取引全体の50%をデジタル決済に転換することを目標に掲げています。また、2025年までにフィリピンをコインレス社会に転換し、2023年までにフィリピンの成人の銀行口座を持つ割合を70%に倍増させることも目標としています。
GCashは昨年1月にBow Wave Capital Managementから1億7500万ドルの新たな資本投資を受け、フィリピンにおける金融の成長と決済・金融サービスのデジタル化にさらに拍車をかけています。