フィリピン政府の2021年の国家予算は4.5兆ペソでドゥテルテの承認待ち。その内訳は?
コロナから国を復活させる為に設計された2021年の国家予算は4.5兆ペソでした。内訳に関して、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領の承認を待っています。
上院議員と下院議員の両院は、医療施設への新たな投資に力を入れていく方向性で合意し、二院会報告書を承認しました。
「この国家予算案は、コロナの状況を改善する為に、そして、台風などで被災した人に限らず、貧困・病気に苦しむ人たちの生活を向上させるために組まれました。」上院で予算法案を後援したSonny Angara氏が話しました。
議長のAllan Velasco氏は、予算は「コロナの脅威に立ち向かい、経済を軌道に戻すためのドゥテルテ政府の真剣な取り組みを反映している」と述べました。予算には、ワクチンの購入・保管・輸送・配布のための700億ペソが含まれています。
また、国難に直面した際に的確に対応し、より多くの命を救う目的で、2021年の災害基金を増額しました。フィリピンは11月に、Rolly(Goni)とUlysses(Vamco)という2つの強い台風に耐え抜きました。
上院議員のPanfilo Lacson氏は、国家予算に関する報告書に反対票を投じた唯一の上院議員でした。彼は、公共事業予算の増加とコロナ対策の多目的ホール建設などの「冗長な」配分に疑問を呈しました。
また、セキュリティやインフラよりも、国民の健康と経済活動の活発化の為の政策により多くの資金を投下するべきとする意見もでました。 コロナよりも優先度の高い、根本的な解決事項はまだまだ多くあるという意見を持つ議員も少なくありません。
上院議長のRalph Recto氏は、ワクチンプログラムの責任者はワクチンに関する詳細情報を提供することができなかったと述べました。 「ワクチンの配布には困難な点がいくつもあります。コロナ前の平常を望み、経済に対する自信を取り戻したいならば、健康上の懸念の全てに対処しなければいけません」と彼は語りました。
下記が国家予算の内訳の一部抜粋です。
- 教育省(Department of Education)- 708.18億ペソ
- 公共事業道路省(Department of Public Works and Highways)- 6,948億2,000万ペソ
- 保健省(Department of Health)- 2,874.7億ペソ
- 内務自治省(Department of the Interior and Local Government)- 247.5億ペソ
- 国防省(Department of National Defense)- 205.47億ペソ
- 社会福祉開発省(Department of Social Welfare and Developmen)- 1,766億5,000万ペソ
- 運輸省(Department of Transportation)- 874.4億ペソ
- 農務省(Department of Agriculture)- 686.2億ペソ
- 司法省(Judiciary)- 441億ペソ
- 労働雇用省(Department of Labor and Employment)- 36.6億ペソ
また、国家予算には下記が別途含まれており、コロナの状況から回復をする為に取られる予算となっています。
- 公共事業道路省のインフラ投資の448億ペソ
- 保健省に個人用保護具(マスクなど)の調達に20億ペソを追加投入
- 保健省の保健施設強化プログラムのために追加の4億3440万ペソ
- 保健省の医療保健支援プログラムに4億6,200万ペソを追加
- 保健省のメンタルヘルスプログラムのための追加の1億ペソ
- 失業者を支援するため、労働雇用省に31億7,700万ペソを追加
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