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フィリピン人求職者に人気の産業・企業はどこ?フィリピンの就職事情を解説します!

2021年2月8日

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どうも、しゅんP(@i_sh69)です!
朝晩は冷えますが少しずつ春の足音が聞こえてくる季節ですね。

春の足音といえば日本では進学や就職と、環境が変わる時期でもありますよね。
そこで今回はフィリピンの就職事情を調べていきたいと思います!
それでははじめていきましょう!

フィリピンの就職事情

以前、フィリピンにおける学歴事情を調査しました。

フィリピン人の大学進学率や就職先とは?フィリピンの学歴事情を解説します!

どうも、しゅんP(@i_sh69)です! 以前、東南アジアとフィリピンにおけるMBA有名校について調べました! 調査の際にフィリピンにも優秀なビジネススクールと国際的にも有名な大学がいくつもある事がわ ...

その際は、大学の紹介などにフォーカスしたので、あまりフィリピンの就職事情については、調査出来ていませんでした。

学歴事情の調査でも参考にした下記レポートをもとに、就職事情を調べていきます!

■柏原千英編『フィリピンにおける就労状況・労働市場と経済発展』研究会 調査研究報告書 アジア経済研究所 2019 年
https://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Download/Report/2018/2018140003.html

就業者の産業割合

レポートではフィリピンにおける産業別人口の割合を整理しています。
特筆すべきポイントとして2005年~2017年の12年の変化で、農林水産業の比率は大きく落ち込み、サービス業が伸長しています。

また、製造業の比率も落ち込んでおり、フィリピンの産業構造自体が時代の変化とともに移り変わっている事がわかりますね。

高学歴者は情報通信業へ

レポートでは更に、学歴別の産業ごとの就業者数も分析しており、高学歴層と位置づけられる、大学以上の学歴者の数値に注目してみます。

2007年~2017年の10年間で、一番伸長したのが情報通信業です!
これはITが世の中に浸透した世界的な時代背景もありますが、フィリピン国内でも就業者が2倍以上に増加しています。

また、建設業については、逆に3分の1まで減少しています。学歴による、就業先の差が明確になっていることがわかりますね。

フィリピンの就職における人気企業

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続いて、就職事情のなかでも、人気企業を調べていきたいと思います!

人材系サイトの調査で人気企業がピックアップされていたのでこちらのランキング上位の企業をより詳しくご紹介します!

■daijob hrclub【海外の就活・転職事情】フィリピン人の就活・転職観を見てみる
https://hrclub.daijob.com/column/4781/

MERALCO:マニラ電力

https://www.meralco.com.ph/

まずは、フィリピン最大の電力会社であるMERALCO社です。
100年以上の歴史があり、電力=インフラ企業でもあることから抜群の安定感がありますよね。近年では、日本のメーカーともスマートグリット分野で取引があるみたいです。

サン・ミゲル

https://www.sanmiguel.com.ph/

続いては、フィリピンで最も有名で、親しまれているビール「サン・ミゲルビール」を展開するサン・ミゲル社です。
以前より圧倒的な知名度があった同社ですが、近年は前述のMERALCO社の株式を取得し、エネルギー事業に進出したりと、経営の多角化が進んでいるようです!

BDO Unibank

https://www.bdo.com.ph/

最後は大手金融機関(銀行)であるBDO Unibank社です!
東南アジアでもトップクラスの規模の銀行となり、資産規模ではフィリピン最大との事です。日本向けの受付デスクもあり、日本企業も利用しやすいようです。

まとめ

今回は、フィリピンの就職事情をテーマに、産業構造の時代的な変化、学歴と就業先の変化、また、人気企業の事業内容について調査しました!

フィリピンも他国同様、情報通信業の伸長と、高学歴者がその業界を目指す構造が大きくなっていましたね。また、人気企業としては、インフラや、銀行、商社などが挙げられていました。

これから時代が移り変わり、フィリピンの産業も、どの分野が伸びてくるのか楽しみです!
以上となります!ありがとうございました。

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