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フィリピン貿易産業省、農村部の中小企業を対象としたメンターシッププログラムを提供

2021年3月3日

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貿易産業省(DTI)は、メンターシッププログラム「Kapatid Mentor ME(KMME)」を通じて、農村地域の中小企業(MSMEs)の支援を続けています。

DTIのメンタープログラムはまた、国の農業企業の開発を後押しすることを目的とした包括的な開発と成長のための「農村農業企業パートナーシッププロジェクト(RAPID Growth)」で展開されます。

RAPID-KMMEプログラムは、農村企業とバリューチェーン開発を促進するための包括的な枠組みを提供することを目的としたメンターシッププログラムです。

Philippine Center for Entrepreneurship (PCE)の中小企業シニア・アドバイザーであるMerly Cruz氏によると、このプログラムでは7つの地域に42人のメンティがいるといいます。

メンティは、東ビサヤ州、ザンボアンガ半島、ミンダナオ島北部、ダバオ地域、ミンダナオ島のバンサモロ自治区で農業を行っています。

各地域には、コーヒー、カカオ、ココナッツ、加工フルーツ・ナッツの4つの産業クラスターにおいて、3つの中小企業と3つの農民協同組合の6つのメンティーがいます。

コロナ禍の現状においては、メンターシッププログラムはオンラインで行われることとなります。

プロジェクト・ディレクターのEdwin Banquerigo氏によると、RAPID Growthプロジェクトの目標は、7つの地域の4つの産業クラスターにおいて、78,000世帯の収入を60%増加させ、1,000社以上の中小企業の収入を2倍にすることであるといいます。

また、同時に農村部で3万1000人以上の雇用と15万5000人以上の間接雇用を創出することを目指しています。

一方、ロペス貿易長官は、同庁は融資や市場との連携を提供するという点で、RAPID-KMMEプログラムを補完する様々なプログラムを推めていく旨を発表しています。

このパートナーシップで、RAPIDの他のメンティと一緒に、トレーニング、メンタリング、ビジネスプランの改善を行い、最終的には中小企業と農民の両方の収入を増やし、国のためにより多くの雇用を生み出すことが重要です」とロペス氏は語りました。

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