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フィリピンのAI業界のパイオニア「Senti AI」|イケてるスタートアップ#2

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Senti AIは、フィリピンのAI(人工知能)業界のパイオニア的存在です。
2015年に設立されたSenti AIは、多彩な人材を採用し、人工知能/ビッグデータ/機械学習の領域に強いテックカンパニーへと変貌を遂げました。

先日、日本のEdTechスタートアップで、ベトナムで急成長を遂げているManabieが、東南アジア諸国への事業拡大を視野に入れているというニュースの中でも、フィリピンのSenti AIが取り上げられていました。
Afternoon News Roundup: Japanese edutech startup Manabie eyes SEA expansion, Google partners Filipino AI company Sentie27.co

そんな、海外からも注目を集めるSenti AIについてまとめていきます!

マイクロソフトやグーグルとも提携

Senti AIは、ユーザーの行動解析等を行う、いわゆる「ソーシャルリスニングツール」を提供することからスタートしました。

この技術が認められ、マイクロソフトグーグルのような業界の巨人に加え、PLDT EnterpriseRhipeCDM PhilippinesIMMAPなどの著名な機関との提携等が決まり、数々の賞を受賞してきました。

提供しているサービスは、ユーザーの行動解析、企業へのコンサル全般、サービス開発、トレーニング、文字/画像解析などと多岐に渡ります。

オフィスはマニラのマカティと、シンガポールに構えています。

優秀な設計者、エンジニア、研究者が集まっていて、なんとフィリピンにいるGoogle Developer Expert(GDE)の半数近くがこの会社に参画しています。

強さの秘密は、優秀な人材の獲得に成功したことが大きな要因として挙げられます。

Senti AIが持つ3つの最強プロダクト

彼らが自社サービスとして持っている主要プロダクトは3つです。
Cebu pacificNational BOOK storeOKADA MANILANestle等の名だたる企業で導入されています。

Senti Pulse(ソーシャルリスニングツール)

ソーシャルメディアのアカウントにSenti Pulseを導入し、フィリピン人の行動、感情を解析することで企業のマーケティングの手助けをするというサービスです。

よくあるツールかなと思ったのですが、すごいのがフィリピンの言語を理解できるAIを搭載している点です。
フィリピンには多くの島があり、約110もの言語があると言われています。

フィリピンのマイナーな言語にも対応している為、英語やタガログ語でしか取れない情報以外でも、ユーザーの動向も知ることができます。

フィリピンでサービスを展開する為には必須のツールとなるかもしれません。僕もフィリピン向けに本格的にサービスを立ち上げたらすぐに使ってみたいと思っています。

Senti Natter(チャットボット)

「natter」は英語で「べちゃくちゃしゃべる、おしゃべり」のような意味です。
日本でも多くのサイト、特にEC系のサイトに導入されているチャットボットのフィリピン特化版です。

Senti Pulse同様、多くのフィリピンの言語に対応しており、問い合わせの質/スピードを挙げてコンバージョンに繋げる為のソリューションを提供しています。

Senti Volant(画像解析/業務効率化)

こちらは手書きで提出された書類などを画像解析し、データとして保存することができるサービスです。
手作業で行うデータ入力の業務などの時間を削減し、より効率的に業務を進めることができます。

このサービスの情報は多くはなかったので、今後よりセールスに力を入れていって導入企業を増やしていく感じかなと思います。




CEOは機械学習のプロフェッショナル

Ralph Vincent Regaladoは、Senti AIのCEOであり、機械学習のGoogle Developer Expertです。

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彼がスタートアップシーンの世界に飛び込んだきっかけは、IdeaSpace「StartUp Weekend Manila」に参加したことでした。

ラルフはフィリピンの言語を理解できるAIを搭載した解析ソフトウェアのコンセプトを提案し、優勝しました。それが現在のSenti AIとなっています。

人工知能で勝負する前には、「教育」に情熱を注いでおり、デ・ラ・サール大学でモバイルとウェブ開発のコースを教えていました。

教壇に立った経験もあり、自分で開発もできて、なおかつスタートアップまで立ち上げてフィリピンを代表するAI会社を作ったラルフ。めちゃくちゃイケてますよね。

ラルフはプレシード期に約1,000万円の調達を行なっています。

まとめ

今回はAI領域のスタートアップを紹介しました。
この分野でフィリピンは大きな成果を出していないという印象がありましたが、技術力も高い上にフィリピンのマーケットに適応したプロダクトを持つ唯一無二の会社が「Senti AI」だと思っています。

このサービス、将来絶対に使ってみたいです!

以上です!ありがとうございました。

senti.ai

【参考/出展】
https://e27.co/
https://www.crunchbase.com/
https://unsplash.com/

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