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医療の形を変えるフィリピン遠隔診療の革命児「MEDIFI」|イケてるスタートアップ#1

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MEDIFIは、場所に関係なく診断を受けることを可能とする遠隔医療診断ソリューションを提供しています。

最近「遠隔診療」という言葉を耳にすることが多いですが、日本では、先日マザーズに上場したMEDLEY(メドレー)社が提供する「CLINICS‎」というサービスが有名です。

インターネットの普及率が80%に達している2020年のフィリピン(Statistaより)。
インフラや衛生面/設備、交通渋滞などの壁がある中で、オンライン上で医者と会話ができ、診断を受けれる遠隔診療のビジネスモデルはさらにこれから需要が伸びる分野だと思います。
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全てをオンラインで完結できるMEDIFIの診断

MEDIFIは、インターネットユーザーの増加に伴い、遠隔医療診断のアプリを運営しています。
住んでいる地域、環境に関係なく医療専門家と繋がれる為、昨今多くの国で導入されているビジネスモデルです。

病院のない田舎、小さな島の人たちに医療を届けられる点が、一番の特徴と言えます。

そんなMEDIFIが強調しているサービスの特徴はこんな感じです。

  • 信頼できる医師:MEDIFIが認定した医師のみが登録されている
  • 渋滞を避けれる:病院に行く為に渋滞に巻き込まれなくて済む上に、待ち時間もない
  • オンライン決済:デビットカードやクレジットカードでの決済が可能
  • HIPAAコンプライアンス:医療個人情報に関するプライバシーとセキュリティ保護の義務付け

iOSとAndroidのどちらでもダウンロードができます。
大まかな流れは、「症状の説明→医者を探す→お医者が承認→診察→オンラインで決済」となります。

診察では、テキストでのチャットや写真/動画、ビデオチャットを通して症状を正確に伝え、医者が「この薬買ったほうがいいよ〜」「生活習慣をこんな風に治すといいよ〜」等のアドバイスする形です。

日本の遠隔診療サービスの多くは、運送会社と提携していて、「薬を届ける」まで一貫してやっているのですが、ここは現状のフィリピンのインフラ、物流事情だと厳しいのかもしれません。
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CEOは多くの会社のトップを張る連続起業家

CEOはダンディなJay Fajardo氏。
草の根からのイノベーションを熱烈に支持するシリアルアントレプレナーです。

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アメリカでの医療体験にヒントを得て、マニラで遠隔診療のサービスをはじめました。

現在は、デジタルヘルススタートアップ・MEDIFIの共同創業者兼CEO、Web/モバイル/サービス開発会社・PROUDCLOUDの創業者兼CEO、マニラを拠点とするイノベーションハブ・LAUNCHGARAGEの創業者兼CEOを務めています。

MEDIFIは2014年8月にローンチされ、シード期に合計約8,500万円の調達を行っています。

まとめ

遠隔診療のことを知った時に、フィリピンにもあるのかなと思って調べて出てきたのがこの「MEDIFI」でした。

「診察して処方した薬が病院からドローンか何かで発送され、海を超えて別の島の患者にすぐに薬が届く」っていう状態にまでになったら、すごい明るい未来だな、なんて思います。

インターネットの普及に伴い、大きな需要を産む遠隔診療サービス。今後がさらに楽しみです。

今回はここまでです!ありがとうございました!

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