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フィリピン人の26%がスマートフォンでの銀行口座開設に意欲的。他国と比べても大きな割合

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フィリピン人は外国人に比べて、スマートフォンで銀行口座を作ることに意欲的だというデータが出ました。

以前公開した記事内でも、現在フィリピンのフィンテック業界が盛り上がっているといった旨を記載しました。

フィリピン人はスマホで口座開設することに積極的?

全人口のうち26%のフィリピン人が携帯電話での口座を開設することに意欲的なのに対し、米国では18%、英国では25%となっています。

シリコンバレーに拠点を置く分析系ソフトウェアの開発をするFICOは、消費者のデジタルバンキングに関する調査を発表し、フィリピン人は米国や英国の消費者よりもスマートフォンで銀行口座を開設することを望んでいることを明らかにしました。

FICOのアジア太平洋地域における詐欺、セキュリティ、コンプライアンス担当責任者であるSubhashish Bose氏は次のように述べています。

フィリピン人の消費者はデジタルネイティブです。フィリピン人の約40%がスマートフォンを持っており、最近の調査によると、彼らは世界のモバイルインターネット利用者のトップ10にランクインしており、1日平均4.58時間をスマートフォンを使っている時間に費やしています。」

調査によると、フィリピンではデジタル口座開設が急速に普及しており、76%の消費者が何らかの金融口座をオンラインで開設すると回答しています。

オンラインで金融口座を開設すると回答した消費者のうち、40%が日常的な取引口座、38%がクレジットカード、33%が個人ローンを検討しているそうです。

また、55歳以上の消費者の46%がオンラインで銀行口座を開設すると回答しています。

最も若い世代(18~24歳)が遅れをとっているのに対し、年配の消費者はデジタル化をリードしている可能性が高いといえます。

25~34歳、35~44歳、45~54歳の世代が40~45%がオンラインでの口座開設に前向きと答え、18~24歳の28%がオンラインで銀行口座を開設を検討していると答えました。

「この数字を鵜呑みにしてはいけず、背景も考慮しないといけません。フィリピンの若者はスマートフォンやパソコンを使いこなしていますが、若くして銀行口座を開設するために必要な身分証明書を持っていなかったり、定期的な収入がなかったり、メリットのない銀行口座をおすすめさせる人が多いのです。例えば、フィリピンの多くの銀行口座は、毎月の口座維持の手数料を避けるために最低残高を要求しています。」とBose氏は語ります。

多くの人が口座開設が完全にデジタル化されることに期待

調査により、多くのフィリピン人が口座開設のすべての手続きをオンラインで完結できることを期待していることがわかりました。

口座開設に必要な通常の本人確認のうち、67%のフィリピン人は書類をスキャンしたり、自撮り写真を提供することで本人確認ができるはずだと考えており、47%は窓口に行かなくてもオンライン上で居住地を証明できるようになることを期待しており、45%は口座開設時に指紋スキャンなどの生体認証を設定できるはずだと回答しています。

約33%の人が、電話や書類の郵送、窓口への訪問などのオフラインの行動を完全に無くしたいと回答しています。

全体的な調査結果では、デジタルな口座開設を促進していないフィリピンの金融機関は、新規ビジネスの40%以上を失う可能性があることが明らかになりました。

フィリピン以外では、ブラジル、カナダ、ドイツ、マレーシア、メキシコ、フィリピン、スウェーデン、英国、米国を含む10カ国の5,000人の成人(18歳以上)を対象に、FICOの定量的な世論調査が行われました。

まとめ

フィリピンでもコロナの影響を受け様々なものがオンライン化していくものの、本人確認が必要になってくるようなサービスはまだまだ時間がかかりそうです。

ただ、こうしてスマホを持っていない人/持っている人、給与を十分に受けっている人/そうでない人の差がより明確になっていくのは、裕福な外国人がフィリピンに観光として訪れることも、フィリピン人自身が自分は持っていない側だと気づくきっかけの一つだとも考えられます。

もしその人に出会わなければ、今の生活が不便だと気づくこともないからです。

国外の人と触れることがない今、フィリピンの中でも「もっているひと」と「そうでない人」が交わる機会も減るため、よりその格差が開いていくのだと思います。

そうでない人側がより豊かに生活をするためにどんな経済活動が行われるかについて、注目していきたいと思います!

今回は以上です!ありがとうございました。

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【参考】
e27.co

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