ジプニーは都市部から田舎までフィリピン各地で多くの人に利用されている小さな乗合バスのようなもので、フィリピン国民には欠かせない交通手段の一つです。
以前、フィリピン国民の足であるジプニーの歴史や由来について解説しました。 「King of the road」とも言われるフィリピンを代表する乗り物、ジプニー。タクシーよりも数倍も安価なこの乗合バス・ジプニー(Jeepney)は、フィリピン国民の足として多くの人に利用されて ...
フィリピン国民の足・ジプニー(Jeepney)とは?歴史や由来を徹底解説!
そんなフィリピン人の生活に欠かせないジプニーですが、今までのジプニーとは違う「近代的なジプニー」の導入を、Byaheが開始しました。
Byaheは、フィリピンの人々に安全で便利な通勤をもたらすことをミッションとしているPUV事業者です。
PUVとはフィリピンでの通勤や通学になくてはならないのがバスやバン、ジープニーなどの公共の乗り物を指します。
Byaheは、パンパンガ州でキャッシュレス機能を備えた21台の新しい近代的なジプニーを発売し、2021年2月までにメトロ・マニラにも展開する予定です。
この会社を率いるのは、過去数年にわたりフィリピンの交通業界で活躍してきた、元Grabフィリピン代表のBrian Cu氏です。
Cu氏は声明の中で、ジプニーを個人の誰もが提供するという現在の状況を変え、事業化してプロが提供するサービスしたいと述べています。
「ジプニードライバーのサービスをプロ化することでPUVの近代化を追求し、通勤をより便利に、より安全に、より手頃な価格で利用できるようにしたいです」とCu氏は説明しています。
この目標に沿って、このサービスは運輸省と陸上交通許認可規制委員会のガイドラインに完全に準拠し、且つ近代化された車両管理システムを利用しています。
それによって「交通渋滞を引き起こし、大きな二酸化炭素排出量を残す古風な慣習」を断つことが期待されています。
「これは最終的にはジプニーを利用する人々にメリットをもたらすでしょう。通勤者は自分のスケジュールを整理し、希望する目的地までの時間通りの交通手段を確保できるようになるので、効率性、利便性、安全性が促進されます。また、ドライバーはサービスを通じて安定した収入を得ることができるようになります」とCu氏は述べました。