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eラーニングで教育格差をなくす「IOL Inc.」|イケてるスタートアップ#4

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IOL Inc.(アイオーエル)は、会計・財務に特化したオンラインコースをする会社で、eラーニングプラットフォームを提供しています。

会計やビジネスを学ぶフィリピン人学生が世界で戦えるようになるための、質の高いオンラインコンテンツを提供しています。

主に会計やビジネス、財務系の学部を持つ学校にサブスクリプションで契約してもらっています。

また、コース毎の購入もできるので、「サブスクのSchooと、個別で授業を購入するUdemyの両方の特徴を併せ持ったサービス」となっているかと思います。

eラーニングプラットフォームだけではなく、受託の開発も

様々なオンライン教材を作り、プラットフォーム上で販売するというコンテンツ制作/配信が一番力を入れている事業ではあるのですが、IOLの事業は他にもあります。

それは、ソフトウェア開発、Webサイト制作になります。
eラーニングプラットフォームを構築した優秀なエンジニアが、そのノウハウを生かし、他事業会社からの依頼を受けてソフトウェアやWebを構築する受託開発も行なっています。

2019年11月に設立した若い会社であることから、キャッシュエンジンとして受託開発を行い、メイン事業のeラーニングプラットフォームの拡大を目指しています。

オフィスはフィリピン・バギオに構えています。

会計のプロフェッショナル・Kevin Philip Gayaoが創業

会計士、ビジネスコンサルタントというキャリアを踏んできたCEO・Kevin

kevin

故郷を離れることなく教育/授業に簡単にアクセスできるようにしたいという思いに駆られ、2018年12月に「Institute of Learning」というeラーニングプラットフォームを開発しました。

ユーザーから好評を受けて、Institute of Learning(IOL)のスケールアップの必要性を感じました。
IOLは「IdeaSpaceスタートアップコンペ2019」へエントリーし、その後法人化しました。

彼はシステム分析、戦略管理、情報管理、財務諸表の作成/分析、会計ソフトの導入、手続きマニュアルの作成、税務コンプライアンスなど、企業の会計、財務、経営に幅広く触れてきました。

ビットコインやその他の暗号通貨についての知識も深く、会計講座の講師やトレーナーも経験。

今までのキャリアを最大限に生かし、教育×テクノロジー×会計×ビジネスで、教育の格差を無くそうと日々奮闘しています。

2019年11月の設立前のシード期にエンジェル投資家のMark Vernonから約590万円の調達を行なっています。

まとめ

設立してから半年しか立っていませんが、サービスの質はかなり高い印象です。

提供しているコンテンツのレベルが高く、今後多くのフィリピン人に利用され、フィリピンから世界へ羽ばたく人たちが増えていくことを期待しています。

フィリピン人は英語ができる為、世界中の多くの教材から学ぶことができます。

eラーニングプラットフォーム市場での戦いは難しいとは思いますが、フィリピンのことを一番わかっているフィリピン人CEOのKevinが、「いかにサービスをローカライズさせて定着させれるか」が鍵となるかもしれません。

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