マニラのEdTechスタートアップ「Eskwelabs」はシンガポールのEduSpazeアクセラレータープログラムに参加する7つのスタートアップのうちの1社です。
コロナウィルスのパンデミックが発生する前から、人工知能、クラウドコンピューティング、ビッグデータなどの分野での成長を背景に、今後10年間で世界の10億人の雇用がテクノロジーによって変化すると考えられていました。
しかし、コロナの影響で教育、仕事、テクノロジーの在り方が変化し、抱える課題の種類や規模にも変化が見られました。
テクノロジーの進歩に伴い、多くの企業が従来のビジネスモデルを変革していく中で、2025年までに全従業員の50%が再教育を必要とすると推定されています。
Eskwelabsはフィリピンのオンラインの教育プラットフォームで、ブートキャンプ、学習サブスクリプション、企業研修などのデータスキル教育を通じて、未来の仕事における社会的流動性を推進しています。
Eskwelabsは、30カ国200人以上の応募者の中からEduspazeのアクセラレータープログラムに選ばれました。
シンガポール、インドネシア、ベトナムの他の6社のアーリーステージのスタートアップが選出され、フィリピン企業では唯一の企業としてEskwelabsも参加しています。
EduSpazeは、シンガポールを拠点とするVC企業であるSpaze Venturesが運営し、Enterprise Singaporeのサポートを受けており、100日間のプログラムを通じ、市場への適合性・プロダクト開発・収益創出など、様々な面で創業者の成長を「加速」させます。
アクセラレータープログラムに参加した企業には、最大50万シンガポールドル(376,000米ドル)の資金援助、メンターシップの提供などのサポートが提供されます。
コロナウィルスが世界中の人々の生活やキャリアを変えていることから、現在本拠点としているフィリピンだけでなくさらにグローバルに展開するためのリソースとコネクションをEskwelabsが提供し、2019年5月の開始以来、すでに3,000人以上の学習者の生活に影響を与え、100社以上の企業と提携しています。
「Eskwelabsは、2021年にデータスキルを通じて人々を成長させ、未来につなげています。そして、東南アジアの人々のために開発した独自のスキルアッププログラムをより多くの人々に届けるために、EduSpazeと協力できることをとても光栄に思います」とEskwelabsのCEOであるAngela Chen氏は述べています。
EduSpazeとSpaze VenturesのマネージングパートナーであるAlex Ng氏は、「シンガポールと東南アジア全域の教育セクターには、市場規模と新しいソリューションへの需要の両面で大きなチャンスがあります。EduSpazeは、教育分野における質の高いイノベーションを促進するためのメンターシップ、実践的なスキル、リソースを提供しています。Enterprise Singaporeと強力なエコシステムの支援を得て、東南アジアの起業家が世界で変化する教育ニーズに対応し活躍していくと確信しています」と語りました。