どうも!しゅんP(@i_sh69)です!
本日はフィリピン企業を調べてみたシリーズです。
今回はフィリピンにおける大手エネルギー企業「AC Energy」について調べていきたいと思います!
AC Energyの沿革と事業内容
AC Energyの沿革
AC Energyは、フィリピンの大手財閥Ayala Corporation(アヤラ財閥)により設立されました。
2011年より開始し、風力発電、火力発電等への投資から事業展開を行っています。2016年には電力小売事業の展開を開始、その前後で海外への積極投資もし始めました。
2018年には再生可能エネルギーにも強みがあるPHINMA Energyへの出資比率を引き上げ買収、AC Energy Philippinesへと社名を変更しました。
このように設立からわずか10年の短い期間で国内外への積極的投資、競争力のある企業の買収を行い、アジア太平洋地域でも有数のエネルギー会社となっています。
財閥系の強力な資本力を武器にぐいぐい成長している印象ですね!
2025年のビジョンとしては、エネルギー生産の50%を再生可能エネルギーから生成する事を掲げています。
再生可能エネルギーへの注力がAC Energyの戦略なんですね。
AC Energyの事業内容
それでは、現時点のAC Energyの事業内容を整理していきたいと思います。
■Renewables:再生可能エネルギー
https://www.acenergy.com.ph/renewables/
まずは、再生可能エネルギー事業です。
太陽光・風力発電を中心に、フィリピン国内で複数の設備運営と、海外ではインドネシア・ベトナムで事業展開を行っています。
■Thermal:火力発電
https://www.acenergy.com.ph/thermal/
火力発電設備はフィリピン国内(ルソン島・ミンダナオ島・バターン)に4つの設備を保持しているようです。
■AC Energy Corporation
https://acenergy.ph/
元PHINMA EnergyであるAC Energy Corporationでは再生エネルギー事業を継続して行いながら、ACE Enexor Incを保持し、石油・ガスの探鉱と生産事業も行っているようです。
以上がAC Energyの事業全体の概要です!
Ayala Corporation(アヤラ財閥)とは
事業調査と並行して、AC Energyの日本国内の報道を調査しましたが、やはり海外への積極投資についてのニュースが目に留まりますね。
■日本経済新聞:比財閥アヤラ、再生エネルギーで世界に照準(2020年9月3日)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO63348020S0A900C2XR1000/
取り上げ方としても財閥系の企業であることにフォーカスされています。
AC Energyを調べる上でも重要な要素であるAyala Corporation(アヤラ財閥)についても簡単に触れておこうと思います!
アヤラ財閥の概要
1834年に設立された、フィリピンを代表するコングロマリットです。
あまりにも多数の事業を展開しているため、ポートフォリオ全体を取り上げることは難しいのですが、不動産、銀行、電気通信、電力を中心とした事業展開を行っています。
(※参考 公式HPポートフォリオ:https://www.ayala.com.ph/investors/portfolio)
その他、教育や健康分野、もちろん新規事業投資にも進出しています。
AC Energyは電力に該当するためアヤラ全体でも注力事業である事が伺えます!
まとめ
本日はAC Energyの沿革と、事業詳細、また、アヤラグループ全体における位置付けまで調査することが出来ました。
グループ全体の強力な資本力を武器に、わずか10年足らずでアジア太平洋地域でも主要なエネルギー会社となっており本当に力のある会社である事がわかりましたね。
今回の調査は以上となります!
それではまた!