オンライン決済サービスのPayMayaは独自のモール型型オンラインショッピング「PayMaya Mall」を立ち上げ、現在LazadaとShopeeに支配されている領域に参入し、eコマースの分野での事業も展開することを発表しました。
PayMayaは、アプリ内に「モール」ボタンを追加する形でアップデートを行い、ユーザーがレストラン、衣料品、食料品、ホームセンターなどのブランドの商品をオンラインで購入できるようにしました。
「PayMaya Mallでは、加盟店がPayMaya Mallに出店・出品する為の費用を支払う必要がない為、コロナの影響で打撃を受けたローカルのビジネスを支援するために機能するという一面もあります」とマーケティング責任者であるMark Jason Dee氏は語りました。
Dee氏によると、PayMayaは他のeコマースサイトと競合するつもりはないといいます。
ユーザーにPayMayaアプリを「別の方法で」体験してもらい、PayMayaが持つ2800万人のユーザーにPayMaya Mallに出店した加盟店を公開することを目的としているといいます。
PayMaya Mallへの参加を希望する加盟店は、フィンテック企業であるPayMayaが提供している決済サービスを使用する必要があります。
PayMayaのHeidi Garayblas氏は、「昨年、オンラインショッピングとeコマースの需要が急増した際に、バーチャルモールについて考え始めました」と述べています。
2020年だけでも、PayMayaはフィリピン全国で950億ドル以上のオンラインショッピング取引の処理をしてきました。
他のオンラインショッピングサイトとは異なり、PayMayaは独自のフルフィルメントセンターを運営していません。
PayMaya Mallは商品の在庫と配送を処理を担当するパートナー企業と協業して、この新しいモール型ショッピングサービスを運営していく予定です。