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フィンテック・スタートアップのSquidPay、フィリピン中央銀行から電子マネー事業者として認可

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SquidPay Technology Inc.は、Bangko Sentral ng Pilipinas (BSP/フィリピン中央銀行)から電子マネー事業者 (EMI) ライセンスを取得しました。

EMIライセンスの承認により、同社は何百万人ものフィリピン人に、より幅広い金融サービスをより低い取引手数料で提供できるようになりました。これらの金融サービスを利用することで、ユーザーはオンラインおよびオフラインで送金、請求書の支払い、モバイルロードの購入、親族への送金、提携加盟店での商品やサービスの支払いなどの取引をより簡単に行うことができます。

SquidPayユーザーは、銀行窓口、SquidPayの店頭、インターネットバンキングなどで現金をSquidPayアカウント内に入金することができます。残高は個人ユーザーは100万ペソ、法人は500万ペソを上限としています。

リアルタイム送金のためのInstapayがサービスに組み込まれている為、SquidPayユーザーは、フィリピン中央銀行と提携している銀行や電子マネー発行会社にも送金することができます。また、銀行、決済センター、SquidPayの店頭やVisaまたはMasterCard経由でSquidPayデビットカードを使って出金することもできます。

2020年5月上旬にローンチしたSquidPayは、フィリピンで最も急成長しているフィンテック・スタートアップの1つです。

国の機関、地方自治体、銀行、民間事業体、公共交通機関、その他の交通システムと提携し、一連のフィンテックサービスを提供しています。SquidPayは、金融に関わる決済、集金、送金をデジタル化することによって、フィリピン全体の金融を盛り上げることを目標としています。

シリーズAで1億ペソの資金調達に成功したのに加え、電子マネー事業者 (EMI) ライセンスを取得したことにより、SquidPayはバギオとパンパンガ以外の地域でも事業を展開していきます。

SquidPayは、2021年の第1四半期までにメトロマニラでの存在感を高め、2021年末までに大都市の人口の大部分を取り込むことを短期の目標としています。キャッシュレス社会を作り出すSquidPayは、銀行口座を持たない人々の生活を便利に変えていきます。

パンデミックによってデジタルトランスフォーメーションと非接触型決済のニーズが高まる中、SquidPayはフィリピン人の新しい日常(ニューノーマル)への移行をスムーズなものにするために日々挑戦しています。

新たに取得したEMIライセンスにより、人が接触して直接支払をするという従来の形式に代わる安全で便利な決済手段を提供することで、SquidPayは近い将来、フィリピン国民にとって欠かせないサービスとなるでしょう。

【参考】
https://www.philstar.com

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