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令和に紐解く…在日フィリピン人と日本の歴史、労働環境の変化とは?

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こんにちは!しゅんP(@i_sh69)です!最近のマイブームは瞑想です。

このあいだ、日本における外国人労働者の情報から、フィリピンの現状にも触れました。

今日は「フィリピン人の労働」にフォーカスし、在日フィリピン人の労働と日本の歴史をまとめていきたいと思います。

それでは元気にいきましょう!

フィリピンの労働者の現状

まずは、フィリピン国内の状況から調査します!

日本貿易振興機構(JETRO)のレポートを参考にしていきます。

若さ輝く人口比率

フィリピンの人口比率の大きな特徴として「若年層がとても多い」ことが挙げられます。

なんと、全国民の44%が19歳未満なんですね。若さ溢れる国です。

この比率は、近年目覚ましい発展を遂げているインドや中国よりも高いものになっています。めちゃくちゃポテンシャルを感じます。

国外からの送金がGDPを支える

そんな若い年代が多いフィリピン経済の大きな特徴が「海外からの送金」です。いわゆる「出稼ぎ」などと表現されることもありますね。

フィリピンは、国内総生産(GDP)の1割程度が、海外からの送金だそうです!
高い英語力や、歴史的な経緯から、国外で活躍するフィリピン人が多いんですね。

このようなデータから、若者が海外で働きフィリピン国内の家族を支える、といった構図を見ることが出来ます。

ただし、この記事を書いている2020年6月現在は、コロナがGDPにも大きく影響してきています。今後フィリピンが発展を続けるには、アフターコロナにおける柔軟な政府の決定、国民の意識改革が必要なように感じます。

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フィリピン人の労働と日本における歴史

ここからは、「在日フィリピン人と介護労働-社会的評価獲得の手段として-」という論文を参考に、歴史的な日本との関わりもお伝えしていきます!

日本では約24万人(2016年時点)ものフィリピン人が暮らしているそうです。その歴史は古く、1980年代後半から、労働者を受け入れています

当時の労働者は「興行ビザ」で来日するケースが多く、全国各地のフィリピンパブなどで就業するケースが多かったようです。

そして現地の日本人と家庭を築き、定住し日本の家族を支えながら、フィリピンにいる両親、兄弟も金銭面で支えてきました

背景には日本の農村部の「嫁不足」といった課題も浮彫りになってきます。

そのような歴史的経緯もあり、現在日本で暮らすフィリピン人の7割は女性で、40代後半の女性が多いそうです。

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時代と労働需要の変化

時は進み、2000年代に入ると日本は少子高齢化社会となり介護職の需要が高まってきます。

興行ビザを取り巻く環境も大きく変わり、新しく日本で働きだすフィリピン人の介護職就業が加速していきます。

長く日本で暮らしてきたフィリピン人も介護職に就くケースが増えており、フィリピンからやってくる新しい世代を受け入れていくサイクルが出来上がりつつあります。

単身、故郷を離れて努力してきた強い心が、孤独なご老人の支えになっています

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回は、レポートと論文を参考にしながら、フィリピンの労働力の特徴、日本との歴史的関わりを調査しました!

日本における、時代ごとの課題に合わせてフィリピン人の働き方も変わっている点が印象的でした。

そして、フィリピン人の労働力はこれまでも、そしてこれからの日本には、欠かせないものであることも認識することができました!

形は変わり続けますが、助け合い、課題を解決していく構図は変わらずに残り続けてほしいですね。

今回は以上です!ありがとうございました。

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