昨今、フィリピンにおいてもオンラインショッピングサイトの存在感は増す一方となっています。
人口の増加、平均年齢の圧倒的若さ、モバイルの普及率から、これからさらにオンラインショッピングサイトの需要は高まることになると思います。
フィリピンでは新興国特有の問題点は多々ありますが、それを加味してもECは商取引の中でも重要な位置付けになると思います。 フィリピンでは最近、多くのオンラインショッピングサービスが流行り始めてきました。 僕も最近よくLazadaで買い物をします。(主にGlobeのチャージ) 華やかに宣伝し、多くのユーザーを集めているeコ ...
フィリピンのeコマースが未だにコンビニに依存している理由
そんなフィリピンでのオンラインショッピングマーケットで、最も利用されているプラットフォーム・TOP5をご紹介します!
第5位:eBay Philippines
平均合計セッション数(月間):896,006
アメリカはもちろん、世界的に見てもEC業界のリーダー的存在であるeBayのフィリピンのローカルサイトは、元々は消費者間(C to C)のプラットフォームとしてローンチされました。その後、ビジネスから一般消費者向け(B to C)の商取引にも拡大し、eBay Philippinesは幅広いカテゴリーの製品を取り扱うサービスへと成長しました。日本でいうとAmazon的な存在ですね。
ebay.ph
第4位:Zalora Philippines
平均合計セッション数(月間):1,554,000
Zaloraは、東南アジア最大級のファッションECサイトです。ファッションブランドがオンライン上で商品を販売することを可能にしたZaloraは、2012年にRocket Internetによって設立されました。Zaloraはシンガポール、インドネシア、マレーシア、ブルネイ、タイ、ベトナム、香港に展開しており、最近では台湾にも進出しました。日本でいうと..ZOZO TOWN的な立ち位置ですね。
zalora.com.ph
第3位:Carousell Philippines
平均合計セッション数(月間):4,319,000
もともと別なモバイルアプリを運営していたCarousellは、ユーザーの声に応えるためにショッピングサイトを開発しました。ブランドや個人などが誰でも、スマホで自分の製品の写真を撮り簡単に販売。Carousellのプラットフォームを介して、直接購入者とやりとりをして売買を進めることができるサービスです。Carousellはマレーシア、シンガポール、インドネシア、台湾、オーストラリア、香港に進出しています。日本でいうと、メルカリみたいなビジネスモデルになるかもしれません。
carousell.ph
第2位:Shopee Philippines
平均合計セッション数(月間):21,320,000
フィリピンの「モバイルファースト」の代表格であるShopeeは、スマホでのユーザー体験にこだわったオンラインショップを展開しています(Wenサービスも運営)。東南アジアを代表するプラットフォームであるShopeeは、シンガポール、マレーシア、タイ、インドネシア、ベトナム、台湾にも展開しています。
shopee.ph
第1位:Lazada Philippines
平均合計セッション数(月間):33,580,000
フィリピンにおけるeコマース業界のリーダーであり、インドネシア、マレーシア、シンガポール、タイ、ベトナムにも展開するLazadaは、小売業者が自社製品を販売するためのオンラインデパートです。2011年にRocket Internetによって設立されましたが、2016年に中国のeコマース大手アリババがLazadaを買収、東南アジアでの事業を展開しています。
まとめ
やはり堂々の第1位は、王者Lazadaでしたね!
しばらくはLazadaとShopeeの2強が続くかなとは思います。
しかし、正直日本でのAmazonのユーザー体験に比べると、配達が遅かったり、ユーザーから問い合わせをしないといけなかったりと、まだまだサービスとしては改善点が多くあると思っています。
Webサービス/モバイルアプリ自体のレベルはかなり高いのですが、新興国特有の事情もあり、乗り越えないといけない部分も多々あると思いますが、裏を返せばまだまだ伸び代があるということですね!これからがさらに楽しみです!
【参考】
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